🏈2019年度3部入替戦:茨城大学戦

12月15日(日)エリアリーグ優勝により3部リーグ下位の茨城大学との入替戦がアミノバイタルフィールドで行われた。川崎から会場変更でアミノナイターに移動したこの試合、茨城大学とは2016年にリーグ戦で対戦して大差で敗戦している。スタジアム戦を経験していない選手が多い商大リカオン、3部で戦い抜いてきた茨城大にどう立ち向かうか?

セレモニーは4連勝で杉浦主将、後半チョイスを選択。運命のキックカバーで試合開始。#14松本(4年)のキックは当たりよく、商大カバーチームの集まりも早い。茨城大自陣36ydsからのランプレーに商大D#うまくアジャストして3&OUTに追い込みパント。R#8小林(3年)、あまりリターンできずに商大自陣35ydsから1down>10、QB#7川村(4年)の指の故障で急遽QBセットするRB#2中野(4年)、一週間の練習でどの程度合わせて来られたか?不安をよそにSB#9松丸(4年)にパスが通り、まずdown更新して前進。自陣46ydsから1down>10、このリーグ戦で経験値が上がったRB#3篠崎(1年)がランで大きくゲイン。RBもこなすユーテリティ選手の#14松本が真ん中を突きdown更新。WR#1佐川(1年)へのパス、#2中野自らのキープと敵陣30ydsまでドライブしていいリズム。しかし#3篠崎へのパスに微妙なコントロールがつかず茨城大DBにインターセプトされて攻守交替。茨城大自陣32ydsから攻撃、ランでリズムを作り前進。走力ある茨城大QB#16に真ん中ギャップを突かれて33yds走られ、商大陣30ydsでdown更新。ここから商大D#が本領発揮、DL#52大木(3年)#54杉浦(4年)が早いタックルでシャットすると、DB#7川村がお返しのインターセプトで攻守交替。

商大自陣26ydsから1down>10、#3篠崎、#8小林、#14松本のランプレーと#9松丸へのショートパスで連続down更新でリズムを掴む。#8小林へのパスキャッチ後のタックラーをはね飛ばすセカンドエフォートで大きく前進。相手レッドゾーン付近までドライブするもここでまた痛恨のインターセプトで攻守交替。茨城大自陣31ydsからの攻撃、商大DLの真ん中をガンガン攻め始めて連続down更新。ハーフウエイ付近からパス、DB#14松本の頭越しにキャッチされサイドライン際独走となるが、#7川村懸命にパシュートしてエンドゾーンまで10ydsのところで何とか止めた。エンドゾーンを背負うと商大D#が燃える、1downはLB#9松丸がポジションよくタックルし2ydsロス、2down、LB#8小林が入ってスカってしまうがDL#69今田(1年)がしっかりサックして9ydsロス、最後はギャップを見つけてラッシュしたDL#55宮内(4年)が連続サックで7ydsロス。FG圏内からも弾き出しパントに追い込む。このコントロールパントも商大パントカバーラッシュが機能して横に蹴りだしただけで攻守交替。商大O#は#3篠崎が封鎖されて全く出ず3&OUTでパント、#8小林のパントは大きく地域を挽回して敵陣に押し込む。

茨城大自陣35ydsからの攻撃、商大D#ラン攻撃にズルズルと押されて後退しハーフウエイ付近でdown更新。ここでマークしていたQB#16のラン、左に走って詰まっていたので右に戻りこれがカウンター気味になり、茨城大OLに次々にブロックされて独走。TDかと思ったが#14松本が遠い位置からのパシュートが間に合いタックル。商大エンドゾーン前6ydsまで前進された。絶体絶命のピンチに再び商大D#の鉄壁守備が機能し、DL#69今田がナイスタックルでゲインさせず、TDを狙った早いパスも#14松本がカットしパス失敗、QBに真ん中を突かれてもD#の集まりでTDさせず、エンドゾーンまで残り2ydsで4downギャンブル。ここで茨城大Cが大きくスナップミスしてQBがボールを後逸、LB#57山根(1年)が詰めてデッドさせ、攻守交替。前半残り時間数秒、RB篠崎のランで時間を消費して茨城大0-0商大で前半が終了した。

中野のパス封印で地上戦を強いられた商大リカオン。D#のアジャスト・カバーリングが機能している間に何とか得点をしてアドバンテージを取りたい。4年生も最後の試合に全身全霊を賭けて挑む。後半は商大リターンで試合開始、R#2中野は自陣42ydsまで戻しいいポジションから1down>10。#3篠崎へのランプレーはハンドオフが乱れたが、立て直して走りdown更新。ここから#14松本、#8小林に交互に持たせ連続down更新で敵陣27ydsから1down>10。#8小林3キャリーで突破を試みるも2yds足りずに4downで31ydsのFGトライ!K#14松本低い弾道だったが成功させ茨城大0-3商大と後半最初のシリーズで商大が先制した。商大#14松本のキックで試合再開、茨城大Rリターンせずニーダウンで自陣からの25ydsから攻撃。先制された茨城大怒涛のランプレーを展開、タックルボックス内を縦に縦に攻めてdownを更新。商大陣入ったところでQB#16の動きながらのパスにDBが後ろを取られ商大レッドゾーンに進入。商大陣内14ydsから攻撃、絶妙なTDパスが通りTD茨城大6-3商大(PAT×)すぐに逆転された。

商大リターンで自陣37ydsからの1down>10、O#用意してきたロンリーセンターフォーメーションでセット。茨城大たまらずタイムアウトを取って対応を指示、しかしLCフォーメーションからのランでdown更新。しかし慣れないフォーメーションで商大O#もミスを連発でパント。ここで4Qとなり最後の12分の攻防となった。茨城大自陣からの19ydsからの攻撃を3&OUTでパントに追い込み、パントもミスキックで商大敵陣36ydsからの攻撃、#3篠崎が復活して#8小林とのラン攻撃で連続down更新。エンドゾーンまで2yds地点まで攻めるもTDまでは行かず22ydsFGトライ。K#14松本のキックは左バーに当たるが成功し、茨城大6-6商大と再び同点と試合を振り出しに戻した。

商大K#14松本のキックは滞空時間の長いキックで、カバーチームも集まりよく茨城大R無理せずデッドして自陣13ydsからの攻撃、レッドゾーンからのランプレーにLB#54杉浦が渾身のブリッツに入るも逆サイドのギャップですれ違い5ydsゲイン。しかし次のプレーでDL#52大木がズドンとサックして出された分を押し戻す。3downパス不成功で3&OUTでパント、このパントに商大D#ラッシャーがプレッシャーをかけ茨城大Pのパントミスを誘発し、商大敵陣28ydsから1down>10。この時間帯・このシチュエーションにはめっぽう強いRB#3篠崎が連続ランプレーでdown更新。敵エンドゾーンまで17yds右ハッシュからまたまたRB#3篠崎のラン、左サイドへ出てタックルを振りほどいてTD、茨城大6-13商大(PAT○)。残り時間も少ないところでの逆転TDは商大だった。

商大キックカバーで試合再開、入替戦最終章の攻防となる。商大K#14松本のキックはあまり飛ばずさらにリターンを許し茨城大自陣43ydsからの攻撃、ここからはQB#16が右へ左へロールアウトをかけながら後ろが空くタイミングを狙う作戦か、down更新で商大陣に進入。#16の動きに翻弄されてDB#7川村が付くもパス成功で、商大陣35ydsからの攻撃。まず奥へパスするが不成功。2down、QB#16のランはDL#69今田とLB#9松丸のコンビネーションよくロスタックル。残り時間17秒、3downもQB#16のラン、ここはLB#8小林は確実なタックルでまたまたロス、残り10秒。最後の4downギャンブル、ヘイルメイリーに近いパスをLB#9松丸がインターセプトして万事休す。残り1秒を商大ニーダウンして試合終了!8シーズンぶりの3部復帰を勝ち取り、2019年度リーグ戦全日程が終了した。

2019年12月15日@アミノバイタルF.17:45キックオフ(入替戦)
チーム名1Q2Q3Q4Q
千葉商科大学リカオンピクタス003
1013
茨城大学スターゲイザーズ00606