🏈2008年度3部リーグ戦:成蹊大学戦

前日の大雨で人工芝が乾ききっていないアミノバイタルフィールドにて10月25日(土)第3節成蹊大学ゼルコバーズ戦が行われた。主将・井野を故障で欠く形になり精神的支柱を失ったリカオンピクタス、かなり厳しい戦いが予想される。成蹊大はここまで負けなしの2勝、商大も2勝とどちらも負けられない一戦である。

商大K#8鈴木敦のキックで試合開始、低い弾道のキックで成蹊リターン、自陣44yds地点から1down10。真ん中のランが商大DLを打ち抜き30ydsロングゲインで商大陣内33ydsまで進みいきなりの1down更新。立ち上がり浮き足だっている商大D、大丈夫か?このあと成蹊QBが連続エクスチェンジミスでボールを後逸するもQB自ら押さえてターンオーバーならず。3downロングも冷静にパスを通され1down更新。エンドゾーンまで15ydsのレッドゾーン守備に商大Dが踏ん張り、ランをまずシャット!この間に成蹊Oに背後からのブロックで反則があり15yds罰退、しかし次のプレーで商大DLが成蹊OLにパワー負けしてランプレーでゲイン!エンドゾーン直前でなんとかタックルするも次のダイブでTD7-0(TFP○)。

今シーズン初の先制点を取られて追う展開となる。気持ちを切り替えて商大リターン、自陣35yds地点から1down10。QB#5沼野、SSユニットを従えガンフォーメーションからパス、しかしSB#7吉川惜しくもキャッチできずインコンプリート。RB#1鈴木寛、#5沼野とランアタックを試みるも10yds届かずパント。パントはナイス転がりで成蹊O自陣35yds地点から1down10、ランとパスをうまく使ったバランス攻撃で次々にダウンを更新。DB#9野木、LB#53宮間が懸命にパシュートするもオープンを出されて商大またまたピンチ!DL井野主将の抜けた穴は大きいのか・・・?踏ん張れリカオン!しかし応援空しくQBキープでTD13-0(TFP×)、リズムが悪い時のリカオンは切り替えが遅い。

商大リターンもR#8鈴木敦が速いつぶしにあい自陣19yds地点から1down10。TDドライブに結びつけられるか?QB#5沼野、#8鈴木敦・#1鈴木寛を積極的に走らせ連続1down更新。自陣42yds付近からパス攻撃、成蹊DBから完全マークのWR#20田口、しかし気合のキャッチ!でパス成功、ここから2Qに突入。敵陣35yds地点から1down10。#5沼野ここでまたパス!調子抜群のエースレシーバー#20田口、成蹊DBと競り合いながらもキャッチしてパス成功!エンドゾーンまで13yds、イケイケムードに乗ってきた商大リカオン。しかしここでC#51清水がスナップミス、#5沼野なんとかカバーしたが10ydsロス。気を取り直して、RB#8鈴木敦がオープンを突っ込みナイスゲイン。次のプレーはサイドライン際のパス。WR#20田口、スーパーキャッチでパス成功!エンドゾーンまで2ydsと迫った。ここはRB#8鈴木敦がなんなく飛び込みTD13-8(2P○)。流れがリカオンに傾いてきたか・・・?

商大キックカバーで試合再開、成蹊O自陣34yds地点から1down10。パス、ランとバランス攻撃、商大Dセカンダリー陣#53宮間、#52野澤、#7吉川、懸命のタックルで応戦、しかしズルズルと出されている。成蹊OのスィープをDB#1鈴木寛が突き刺すようなハードタックルでロス!何とかパントに追い込んだ。同点に追いつきたい商大OだがSB#7吉川、WR#87横田へのパスも連続失敗でパント、まだ攻撃のリズムに乗れない。成蹊O自陣15yds地点から1down10。QBのランがオープンに炸裂しロングゲイン、あっという間にハーフウエイ付近まで前進を許す。パスプレーは商大DBのカバーで防いでいるがDEとOLBがコントロールされてカバレッジが効かない。そこを執拗についてランアタックの成蹊O、商大Dガンガン出され懸命のパシュートでなんとかTDを防いでいる感じだ・・・頑張れリカオン!しかしレッドゾーン守備に入り、ランを警戒しレシーバーのカバーが遅れ、DB#9野木懸命にカットに行くもエンドゾーン内でパス成功!TD20-8(TFP○)また引き離された。この後、両チームともにパントを蹴りあいハーフタイムとなる。

監督、コーチ陣より修正ポイントを確認し3Qへ・・・商大リターンから後半開始。商大O自陣28yds地点から1down10。喝が入った商大リカオン!怒涛のランアタックで反撃開始。RB#1鈴木寛が地を這うように前進を試みると#5沼野もど真ん中へ果敢に突っ込む。そして#8鈴木敦が巧みなステップで成蹊Dのタックルの嵐をかわして、ウラに出た~!スピードを上げて疾走し63ydsを独走!TD20-15(TFP○)。

あと1TDで逆転だ!頑張れリカオン。商大キックカバーで試合再開。成蹊O自陣40yds地点から1down10。ラン攻撃を左右のオープンに振りはじめた。LB#52野澤、#7吉川がキープされ動けない。#53宮間もフォローに行くも連続1down更新。商大陣内に入りパス攻撃、しかしレシーバーとタイミングが合わずDB#1鈴木寛がインターセプトで攻守交代。商大O自陣23yds地点から1down10。RB#8鈴木敦は徹底マークで速いタックルが来てつぶされ、WR#20田口も成蹊DBにピッタリつかれてパス失敗が続きパント。成蹊O自陣46yds地点から1down10。オプションのコンテインが機能せず、ロングゲインでズルズル後退の商大D!セカンダリーの消耗度も過去2試合よりも激しい。成蹊Oエンドゾーンまで20ydsとレッドゾーンまで迫ってきた。ここで成蹊Oにファンブルが出た。転々と転がるボールをLB#52野澤が押さえて攻守交代。またも商大TDを逃れた!

商大O自陣18yds地点から1down10。このチャンスをモノにしたい商大リカオン!RB#8鈴木敦、成蹊LBから激しいタックルを受けながらもゲインを獲得、SB#7吉川にもパスが通りだし連続1down更新で成蹊陣内へ前進。ここで成蹊Dの切れ目を狙った鋭いパスが成蹊DBにインターセプトされ、商大のターンオーバーで攻守交代。チャンスをモノにできなかった商大リカオン、こうなると成蹊のマンパワーが息を吹き返し怒涛のランアタックで連続1down更新。商大D修正できずにズルズル後退でまたまたエンドゾーンまで15ydsとレッドゾーン守備で対応する。しかし成蹊ランは止まらずTD28-15(2P○)、追加点は成蹊に入り商大リカオンに焦りの色が見え始める。

商大リターンで試合再開。商大O自陣33yds地点から1down10ここで最終4Qに入る。ブリッツをかわして#5沼野ナイスラン、RB#1鈴木寛、OL#57兒玉がナイスブロックで#8鈴木敦のランを助けロングゲインを連発し、成蹊エンドゾーンまであと25ydsまで前進。ここでQB#5沼野が持ち込みTD28-21(TFP×)。

まだまだ行けるぞ商大リカオン!商大キックカバーで試合再開。成蹊O自陣31yds地点からの攻撃をDL#51清水のロスタックルがヒット。1シリーズでパントに追い込み、商大O自陣21yds地点から1down10。さぁ押せ押せムードの商大リカオン、このドライブで逆転だ!RB#8鈴木敦と#1鈴木寛を交互に使いながらパスを織り交ぜて素晴らしい逆転ドライブで突き進み、連続1down更新で驀進する商大O。#5沼野のコールが成蹊Dをかく乱する。あっという間に成蹊エンドゾーン直前まで進み逆転のTDかと思われた瞬間、QB#5沼野痛恨のファンブル!成蹊Dが押さえ攻守交代。ロングドライブを気力で押してきたラインの落胆が激しい、「商大まだ行けるゾー!」スタンドから熱い声援が飛ぶ。しかし天国から地獄に落とされた気力は落ち込んだまま、井野主将がライン外から声限り指示を出す。

成蹊O自陣16yds地点からの攻撃、怒涛のランを止める力は残っていないのか・・・?左右に振られロングランを連続で許してしまいなんとも簡単にTDを取られてしまった・・・35-21(TFP○)まだ2TD取れる時間は残っている。商大リターンの後、商大O自陣31yds地点から1down10。ここでQB#5沼野パスをスロー、しかし焦って手元が狂ったかドンピシャでインターセプトされ攻守交代。しかし次の成蹊Oを1シリーズで止めて商大O自陣15yds地点から1down10。この時点でラスト2ミニッツ2TDはかなりキツイ。しかしまだ諦めるわけにはいけない商大リカオン。RB#8鈴木敦は完全にマンマークで動きを封鎖され、焦りからパスのコントロールも定まらない。頑張れリカオン!QB#5沼野、タイムアウトとパス、自らのランを使って連続1down更新。成蹊Dは広く深くTDを取らせない守備でパスをインター狙い。商大O、果敢にパス攻撃!しかし成蹊LBにがっちりインターセプトされて万事休す。そのまま攻守交代して成蹊Oは時間を消費してタイムアップとなった。

2008年10月25日@アミノバイタルフィールド11:00キックオフ(第3節)
チーム名1Q2Q3Q4Q
千葉商科大学リカオンピクタス087621
成蹊大学ゼルコバーズ1378735