11月24日(祝)、とうとう今年も最終戦の日が来てしまった・・・4年生も商大リカオンピクタスとしてプレーするのは本当に最後!長いようであっという間の4年間だったに違いない。今でも泣きだしそうな曇天の商大グランドにて最終節、東京外語大ファントムズ戦が行われた。前節の城西大戦で主将#55井野が復帰、本来のリズムを取り戻したベストメンバーの商大リカオン。全敗とはいえ選手も多く、スピードあるRBを擁している外語大を相手にどう戦うか?晩秋の冷たい空気とともに暗くなっていく空模様も気になる。粛々とセレモニーが行われる中、ポツポツと雨が降り始めた。商大リターンにて試合開始。
外語大はリターンをケアしてスクイズキック、低い弾道で転がったボールは#87横田がキャッチしてリターン。しかし外語大のカバーが早く40yds地点でデッド。商大O自陣40ydsからの攻撃。QB#5沼野、RB#8鈴木敦にハンドオフ、鈴木敦はチェンジオブペースと鋭いカットで外語大セカンダリーのタックルを次々にかわして抜けた!抜けてからは速い!速い!あっという間に引き離してTD!1stプレーでいきなりの先制TDを奪った。TFPのキッカーはサッカー部出身1年#17斎藤、今期何度か蹴ったがまだTFPは成功していない。C#51清水からホルダー沼野へナイススナップ!タイミングよく斎藤がキック!ボールはど真ん中に決まりTFP成功。K#17斎藤小さくガッツポーズし7-0とした。
商大キックカバーで試合再開、K#8鈴木のキックはサイドライン外に出たので下がって蹴りなおし。再度キック、外語大Rナイスリターンで外語大O自陣42ydsからの攻撃。真ん中、オープンとランプレーで揺さぶってくる。商大DLが押され気味でLB陣の動きも制約されて、連続1down更新。修正できないままにズルズル後退しエンドゾーンまであと10yds。しかしこのレッドゾーン守備を全員で踏んばり、4downに追い込む。外語大はFGを選択、しかしこのFGも商大Dの厳しいプレッシャーではずれ、攻守交代。商大O自陣20yds地点から攻撃。#8鈴木敦ランのあと#5沼野オプションから#1鈴木寛にピッチでゲイン、しかし3down。ここから#5沼野、#8敦、#1寛、#8敦、#1寛と怒涛のランプレーでゲインし爆進!WR#20田口もパスをキャッチし連続1down更新。敵陣に入ってからも#8鈴木敦は止まらずロングゲインを連発!OLのホールディングで10yds下げられても、#1鈴木寛がパスキャッチからのセカンドエフォートでエンドゾーンまで3yds。ここも#1鈴木寛が真ん中突っ込みTD!14-0(TFP○)。
商大キックがタッチバックとなり外語大O自陣20ydsからの攻撃。ここで商大LB陣ブリッツ!しかし外語大RBと完全にすれ違い、オープンフィールドを疾走、DB#20田口も全速でパシュートするも追いつかず80ydsのTDランとなり14-7(TFP○)。商大リカオン、この失点が影響しなければよいが・・・?商大リターンで自陣40ydsからの攻撃。#1鈴木寛ランが外語大DLに止められノーゲイン。QB#5沼野、次のパスをコントロールミス!外語大LBにインターセプトされて、痛恨のターンオーバーで攻守交代。商大リカオンのリズムが狂いはじめたのか?急激に雨が強くなり、ミスがチームの勝敗を左右しそうな感じだ。外語大O敵陣43yds地点からラン攻撃、DL#55井野鋭いチャージから強烈ロスタックル!Dチームが一気に盛り上がる。次もランプレー、商大D反応早く集まりボールめがけてタックル!外語大RB思わずファンブル!このボールを#51清水が押えてターンオーバーとし攻守交代。
商大O自陣46ydsからの攻撃、#8鈴木敦、#1鈴木寛のラン、#5沼野のオープンも外語大Dのタックルに止められて4down。確実にパントかと思われたが#5沼野強気にギャンブルを敢行。タックルされながらも自らのランで1down更新。このプレーで弾みがついたか、次のプレーでWR#20田口にTDパス、エンドゾーン内でバランスを崩しながらもキャッチしてTD!21-7(TFP○)。
商大キックより試合再開。カバーチームが素早いカバーで外語大O自陣16ydsからの攻撃。点差を離されたくない外語大Oはランを真ん中、オープンと散らしながら連続1down更新。オープンプレーでロングゲインするとたたみかけるようなランアタックで商大エンドゾーンまであと15yds。しかしここで外語大Oがいきなりのファンブル!商大Dがまたこのボールを押えてターンオーバーで攻守交代。2ミニッツがコールされ前半もあと少し!商大O自陣23ydsからの攻撃。QB#5沼野パスターゲット見つからずスクランブル、このプレーで外語大Dに激しいタックルを受けて故障。担架でチームエリアに運ばれてしまった・・・大丈夫か?チームエリアに不穏な空気が流れる。しかし沼野に代わって#7吉川がQBに入りランプレーで時間を消費、ハーフタイムとなった。
雨粒も大きくなり濡れた身体は体温を奪っていく、選手のコンディションは大丈夫だろうか?後半に向けてチームが4年を中心に結束し、力強いベクトルとなっていく。さぁ後半開始だ!商大キックカバーで試合開始。外語大O自陣31yds地点から1down10、ランプレーで1down更新するも続かずパント。降りしきる雨の中、商大Oが出てきた。幸いQB#5沼野は元気にポジションについている。RB#8鈴木敦のランをベースに攻撃を組み立てるも、ラインの反則で戻されパント。このパントは1stタックルで飛び出した#8鈴木敦がナイスタックルで外語大O自陣9yds地点からの攻撃。商大Dは外語大Oにアジャストできるようになり1downを許さずパント。R#20田口、閃光のようなリターンで敵陣までゲインしOチームを助ける。ここでまた#8鈴木敦が素晴らしいスピードランでTDして28-7(TFP○)。
次の商大キックでオンサイドキックにチャレンジ!#14吉田惜しくもキャッチできず、外語大O敵陣47yds地点から攻撃。#1RBのランで突破を試みるも商大Dもアジャストしてロングゲインにならない。4downになりギャンブル敢行、しかし商大DB#1鈴木寛のハードタックルでインチ足りず攻守交代。商大O自陣30yds地点から1down10。#8鈴木敦の連続ランで1down更新。敵陣に奥深く入り相手のパーソナルファールでエンドゾーンまで17yds、ここで#5沼野コントロールよくSB#7吉川へパス。DBと競い合ったがしっかりキャッチでエンドゾーンまであと2yds。お膳立てが揃ったQB#5沼野自らスニークしTD35-7(TFP○)。
商大キックにより再開、カバーチームのフォローが遅れかなりリターンされて、外語大O敵陣49yds地点から攻撃。しかし外語大Oランプレーでまたファンブル!密集から転々と転がるボールを誰かが持って走っている!誰だ?LB#73野澤が拾って猛然とラン。途中でタックルされたがターンオーバーで攻守交代。ハーフウェイ付近から商大Oの攻撃、#8鈴木敦のランの後、レシーバーの位置から出た#1鈴木寛にミドルパスがヒットし、エンドゾーンまで15yds。外語大Dも最後まで必死のタックルで応戦するも最後は#5沼野が振り切ってTD!42-7(TFP○)。
4Qも時間が刻々と経過していくが、商大リカオン攻撃の手を緩めず、さらにオンサイドキックで貪欲にボールを取りに行く。ボールは外語大の第1線の選手にカバーされたが降雨の中、商大リカオン凄い集中力だ。外語大O敵陣47yds地点からの攻撃。この雨ではパスはない、ランプレーだ!商大Dの強烈タックルがボールキャリアに集中!するとボールが弾き出た。アっとまたファンブル!このボールを今度は1年DL月田がリカバーして攻守交代。落胆する外語大O。ディフェンスに交代したが再三のターンオーバーで動揺は隠せない。また先ほど同じようなハーフウェイ付近から商大Oの攻撃。外語大Dをジグザグに縫うように#8鈴木敦がラン!雨でスリップしながらもフルスピードでフィールドを駆け抜けTD!K#17斎藤、雨が気になったかTFPをはずして48-7となった。
雨がかなり強くなったが商大の応援エリアは帰る人なく、熱い応援が続く。商大キックカバーで試合再開。K#8鈴木敦、大きく下がって助走して大きくキックかと思ったら、小さくまたオンサイド!雨しぶきをあげながらボールは10ydsを超えて大きくバウンド、両チーム共にボールに群がり人の山ができた。カバーはどっちだ?最後にボールを掲げて出てきたのはなんと商大リカオン!この時点で残り時間2分を切っているが怒涛の猛攻は続く。
またまたハーフウェイ付近から商大Oの攻撃。#8鈴木敦のラン、QB#5沼野のランとサイドラインを使った執拗なラン攻撃で前進。反則で10yds罰退させられるもWR#87横田にパスが通り、敵陣29yds地点から1down10。残り48秒#5沼野まずスパイクして時間を止め、最後のタイムアウトを取って集中力を高める!シーズンのラストアタックとなるか?雨も風も瞬間弱まり、期待が膨らむ。そして沼野のコールが始まり、C#51清水からスナップを受け、後ろにステップ!渾身のパスプレー!ターゲットはエンドゾーンに切れ込む4年WR#20田口だ!沼野から投げられたボールはチームの思いを一つにして風雨を切り裂いていく・・・ピッタリついていたDBが少し離れた瞬間、田口の胸にボールが静かに吸い込まれていった・・・TD!ベンチも応援エリアも歓喜の声でいっぱい。K#17斎藤、TFPを確実に決め55-7(TFP○)今シーズン最大の得点差がついた。商大キックで試合再開するも外語大Oはもうお手上げで時間を消費してタイムアップとなった。
今シーズンも最後まで熱い応援をいただきありがとうございました。
2008年11月24日@千葉商大Gr.13:30キックオフ(第5節) | |||||
チーム名 | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 計 |
千葉商科大学リカオンピクタス | 7 | 14 | 7 | 27 | 55 |
東京外国語大学ファントムズ | 0 | 7 | 0 | 0 | 7 |