🏈2010年度3部リーグ戦:埼玉大学戦

ほんの1週間前まで熱い太陽が照りつけて、秋は本当にやって来るのだろうか?とヤキモキしていたが、お彼岸を境に季節はオセロのように入れ替わり急に秋っぽくなった。そしてちょうど秋めいてきた9月26日(日)2010年度リーグ戦が開幕した。毎年ながらリクルートは厳しく登録人数ギリギリの布陣だったが、シーズンイン直前に故障者が続出してしまい11+1名で初戦を戦わなければならなくなった商大リカオン。

初戦の相手は埼玉大学プリムローズ、ビビッドな赤ヘルがリカオンを威圧する。駒沢第2の第1試合とあって観客席もまばらで静かにセレモニーが進行し、商大レシーブでキックオフ。R#28門内、快足を飛ばし自陣40yds地点から1down>10。ショットガンからQB#1吉川、WR#17斉藤にパスを投じるも失敗、その後ランプレーを使うもシャットされ3&OUTでパント。パントはナイスパントとなり埼玉大O自陣20yds地点から1down>10。しぶといランでいきなり連続down更新、いつもながらハラハラな立ち上がりの商大D!さらにランでゲインを許して自陣に攻め込まれるとやっとセカンダリーがアジャストし始め、3回で攻撃を止めてパントに追い込む。埼玉大パントは絶妙な転がりで商大O自陣1yds地点から1down>10。エンドゾーンからのハンドオフを受け取ったRB#28門内がブロックの切れ目を駆け上がりdown更新のナイスラン。自陣15yds地点から1down>10。早くレッドゾーンを抜け出したい商大O、C#53宮間とQB#1吉川のタイミング合わずエクスチェンジミスからファンブル!しかし自らリカバーして事なきを得たが、動揺を察知した埼玉大DLは激しいラッシュでQB吉川に圧力をかけ、downを更新できずパント。エンドゾーンからのパントは蹴るのがやっとで自陣内でデッドとなる。

埼玉大O商大陣内36ydsから1down>10。いきなりのパスでDB#28門内がリアクション一番、埼玉大WRと競うも惜しくもドロップ、しかしここからのランプレーも何とか止めて4downに追いこむ。埼玉大O当然のごとく4downギャンブル敢行し、商大Dの集まりをはね返し1down更新。エンドゾーンまで16yds、新たな4回の攻撃を防ぎきれるか商大D!埼玉大のランプレーを先制阻止に燃えるLB#53宮間主将、炎のタックラーLB#43吉田(達)が必死のタックルで3downに追い込み、埼玉大OのTDパスをDB#2吉田(稔)がインターセプト!T.O・攻守交代で先制点を阻止した。2Qに入り商大O、RB#28門内・#43吉田(達)のランプレーでdown更新、埼玉大セカンダリーが前厚になったところをQB#1吉川パスプレー!しかし埼玉大DLラッシュ速く、コントロールミスしインターセプトされてT.O・攻守交代。またまた厳しい地点からのDとなった。気落ちしていられない商大D、DL#55藤崎が埼玉大QB#9にハードタックルでサック!まだまだ粘れるぞ商大D!3down-3まで追い込み埼玉大Oパスプレー、LB#53宮間ブリッツで入るも勢いあまってQBと交錯しパーソナルファールを取られて絶対絶命。埼玉大O、エンドゾーンまで1ydを難なく飛び込みTD!0-7(PAT○)先制点は埼玉大に入った。

次の商大リターン、#43吉田(達)が敵陣43yds地点までリターンするも商大O、2回のエクスチェンジミスで自滅、4downギャンブルも失敗して攻守交代。埼玉大Oもスクリーン・ドローと多彩に攻めるもLB#53宮間がハードタックルで止めてパント。商大O自陣21yds地点からdown>10。RB#28門内・#43吉田(達)のランプレーが出始めてナイスドライブ、downを連続更新して埼玉大陣内へ・・・埼玉大陣内45ydsから1down>10。ここで#1吉川パスを投じるも埼玉DB反応よくインターセプトされT.O・攻守交代。何となくリズムに乗れない商大リカオン、埼玉大Oも決め手を欠き前半終了ハーフタイムとなった。

前半1TDに抑えたものの攻・守・蹴すべて出っぱなしのリカオン選手は疲労度が激しい。亀田MDCのドクター・トレーナー、チームマネージャーも選手のケアでせわしなく動き回っているが後半大丈夫か?後半はK#17斉藤のキックで商大カバーで試合再開。キックは埼玉大Rにキャッチされリターンされるも商大カバーも速く、自陣39yds地点から1down>10。ラン・パスともに商大Dがアジャストして3&OUTでパント。商大O自陣20yds地点から1down>10もランが出ず3&OUTでパント。ここでまた埼玉大の攻撃となり自陣よりスクリーンパス、商大セカンダリー反応遅れてパシュートに行くも、ラインのスクリーンに阻まれロングゲインを許し自陣奥深く攻め込まれる。浮き足立った商大Dをあざ笑うかのごとく絶妙なパスを2本通されてエンドゾーンまであと少し、修正できないまま真ん中を割られてTD!0-14(PAT○)。

気を取り直してR#28門内、ナイスリターンで自陣41yds地点からドライブ開始。RB#28門内・#43吉田(達)のランプレーがロングゲインし、連続down更新のナイスプレー。リャンメンでも頑張る1年OL#76近藤、#58酒井、慣れないポジションながら持ち前のセンスでこなす#53宮間、ここ一番で頼りになる#55藤崎、ラストシーズンを静かに燃える#57兒玉らが死力を尽くしてドライブする。#1吉川のランも織り交ぜて敵陣奥深く前進して埼玉大陣内16ydsから1down>10。レッドゾーン守備は固い埼玉大D、激しいタックルで商大Oゲインできない。down更新かと思われたが商大OLのホールディングで10yds罰退!痛い反則で下げられた。RB#28門内懸命のランも届かず4downギャンブル失敗で20yds地点で攻守交代。

エンドゾーンが遠い商大リカオン、折れるな!顔を上げろ!最終4Qに入り埼玉大O自陣20ydsからドライブ、TBラン、ショートパスとゲインするも3down、ここで1downを取りに来たランプレー、商大セカンダリーが痛恨のタックルミス、埼玉大RB#28はサイドラインを駆け上がり独走!懸命に#28門内パシュートにいくも届かずTD!0-20(PAT×)。いよいよ追い詰められた商大リカオン、初戦から完封されてしまうのか?R#28門内リターンで懸命に前進を試みるも埼玉大カバーチームの光速タックルで即デッド。商大O自陣20yds地点から1down>10。後藤HCから激しい指示が飛ぶ、#28門内のしぶといランが炸裂、怒涛のランで攻撃開始。#87横田のリバースはロスするも確実なランがパスの成功率を高めて果敢なドライブ、あっという間にエンドゾーンまで3ydsまで来た。しかし埼玉大の固いレッドゾーン守備に阻まれて3down-1yd、QB#1吉川捨て身のスニークでなんとかこじ開けてTD!7-20(PAT○)。

時間はどんどん流れている、頑張れリカオン!K#17斉藤オンサイドキックを試みるも力入り過ぎて外に出て失敗。埼玉大ハーフウェイ付近から攻撃開始、パス攻撃で組み立てるも失敗が続き3&OUTでパント。パントはまたまた絶妙なパントとなり商大O自陣3yds地点から1down>10。残り時間は少ないがあきらめない商大リカオン。エンドゾーンを背負ってランプレーで行くも、埼玉大Dの容赦ないブリッツであわやセーフティー寸前。それでも突っ込むRB#43吉田(達)!3downあと少し届かずパント。終わったか・・・と思われた瞬間、埼玉大パントリターナーがファンブルして商大リカバーで攻撃続行。ここからはパス!パス!パス!を投げまくるも埼玉陣内35ydsまで攻め込んだところで続かず4downギャンブル!そしてエンドゾーンへ放ったTDパスは惜しくも埼玉大DBにカットされて万事休す。攻守交代で埼玉大O、時間を流してタイムアップとなった。

2010年9月26日@駒沢第2球技場10:30キックオフ(第1節)
チーム名1Q2Q3Q4Q
千葉商科大学リカオンピクタス00077
埼玉大学プリムローズ077620