🏈第12回東西大学オールスター戦/VARSITY BOWL

ジュニアオールスターの時代から12回を数える東西対抗戦VARSITY BOWLが12月24日(祝)、大井第2球技場にて3部オールスター(11:30キックオフ)2部オールスター(14:20キックオフ)で開催された。試合前に関東3部チームの代表監督である川越監督が、「日程の関係で夜間練習がほとんど、試合はデーゲームだからどうかなァ」と話していたが、選手の動きはナカナカ良い仕上がりのようだ。

1Q千葉商#10細沼のキックにより試合開始。敵陣41yds付近からの関西OをLB東経#53白水、CB武蔵大#27宗らのナイスタックルで完封しパントで攻守交代。関東OはパサーQB獨協#7行方を配した1バックのフォーメーションで立ち向かう。トリプルからの速いパス、バックのハンドオフを試みるも関西Dにアジャストされてパント、千葉商#10細沼がリーグ戦さながらのナイスパントで大きく地域を挽回する。関西Oも要所にゲインはするものの、1stダウンがなかなか取れない。

今年初のWRに入っているWR#10細沼はフリーになっている場面があったがQB獨協#7行方はなかなか投げてくれない。1Q終了間際、やっとWR#10細沼へのロングパスがあったが惜しくもOBでインコンプリート!QB獨協#7行方の視野も広がってきた感じだ。2Q早々、QB獨協#7行方の右ロールアウトからRB駒澤#17江崎にロングパスがヒットし35ydsのロングゲイン。次に敵陣18yds付近から浮き気味のパスを2人のDBを振り切ってWR#10細沼がキャッチしTD!TFPは失敗するも先制点は関東Oが取った。6-0。

調子に乗ってきた関東Dは関西OをDE杏林#67小野寺のサックなどで1stダウンさえ与えない。関東Oの次のユニットは投げて良し、走って良しのオプションQB武蔵工#8武藤がメイクするユニットだ。自らのキープ、フェイクパスをおりまぜゲインを稼ぐ。ホットラインであるWR武蔵工#3及部にロングパスが通り、追加点のチャンス到来だ。敵陣33yds付近からTE拓殖#90田子へのダイブフェイクのスポットがドンピシャリでTD!TFP失敗で12-0。この後、動きのないままハーフタイムとなる。

3Qは関東Oのフリーフリッカー、関西Oの左にラインメンを集めたアンバランスからの右スィープ、関西Dのインターセプトなど多彩なプレーが飛び出したが得点には変化なく、最終4Qへ突入する。早々に関西Oのランプレーが炸裂。RB大阪府立大#85木原のへのハンドオフがロングゲイン。その後オプションからRB鳥取大#21山田へのピッチでTD、TFP成功で12-7となり、面白い展開になってきた。

しかしすぐに関東OのQB武蔵工#8武藤は、WR武蔵工#3及部へのパスを有効に使い、敵ゴール前へ。相手の反則もからんでエンドゾーンまで6yds。3回のチャンスにランで押し切れず4ダウンになってしまうが、再度ダイブフェイクからのTE拓殖#90田子への至近距離からのスポットでTDをむしり取り19-7(TFP成功)。怒涛の関西Oを関東D千葉商SF#26鈴木のインターセプトなどで防ぎ、関東Oへ繋ぐ。しかし関東OはリパースからのフリッカーをバックフィールドでインターされTD!19-13(TFP失敗)。

さすが関西チームまだまだわからないぞ!関西のキックチームはオンサイドを試みるが、関東リターンチームの拓殖#90田子が好判断でカバーし50yds付近からの攻撃となり、最初のシリーズにQB獨協#7行方からTE駒澤#30立山へのロングパスが炸裂し敵陣16yds付近まで前進。その後パスターゲットを探してQB獨協#7行方が投じた逆サイドへのスローバックがピタリと決まりTD。TFP中に反則があり、ハーフディスタンスからの2ポイントコンバージョン成功、2点追加で27-13関東3部チーム勝利でタイムアップとなった。

勝利チーム関東3部オールスター(通算6勝5敗1)
最優秀選手賞:武藤玄(武蔵工業大学QB#8)
優秀選手賞:木原聖仁(大阪府立大学RB#85)

2001年12月24日大井第2球技場11:30キックオフ
チーム名1Q2Q3Q4Q
関東3部オールスター01201527
関西DIV.3オールスター0001313