11月18日(日)2001年度リーグ戦最終戦を迎え、千葉商大リカオンピクタスは昨年の2部リーグ校国士舘大学ライナセロスと冷たいカクテル光線に照らされる等々力野球場で対戦した。2部入れ替え戦の道は閉ざされたとはいえ、4年生にとっては総仕上げの最終戦でどんな戦いかたをするか鼓動は高鳴る。
さあ、商大リターンでKickoffだ。#5小山は速いつぶしにあい、自陣25ydsからの攻撃、まずはランで様子をみるが国士舘Dの重量ラインに止められパント。商大Dもうまくアジャストして互角の勝負と見た。最初にチャンスを得たのは商大OだったがTDは狙わず、FGにトライし惜しくもNG!一進一退のまま0-0で2Qへ突入。
ここで商大Oのエンジンがかかってきた。WR#5小山をモーションさせた隊形からRB#24一見・RB#21中山の潜り込むようなラン、俊足RB#49茂在の縦へのアタック、QB#10細沼の左右へキープと1ダウン連続更新のナイスドライブだ。懸念された3ダウンロングもTE#81加藤が素晴らしいキャッチで成功させる。前半も残り時間が少なくなり、両チームともエキサイトして国士舘Dがパーソナルファウル。敵陣48yds地点からQB#10細沼の3連続キープで敵陣ゴール前へ、国士舘Dの反則もありゴールまであと2yds。ここも確実にフェイクを入れたQB#10細沼のキープでTD!TFPも決まり前半を7-0と商大リードで折り返した。
3Qに入り意地をみせる国士舘O。必死のタックルで応戦するDT#75村岡、DE#55赤羽、商大4年DLも負けていないぞ!国士舘はナイスキッカー#10金親を使い43ydsのFGにトライするが惜しくもNG。良いリズムだった商大Oにミスが出た。ハーフウェイ付近でRB#49茂在へのピッチがそれてファンブル!攻守交代。しかし商大DB#28藤原がそのミスをかき消すようにパスインターセプトで押し戻しまたまた、攻守交代。7-0で緊迫したまま最終4Qへと時間が流れる。
RB#24一見・RB#21中山のラン、エースRB#49茂在のロングゲインで敵陣30ydsまで攻め込んで行く。さて次のプレー選択は?ここで商大Oのビッグプレイが炸裂!何度もモーションで動かしていたWR#5小山へのリバースプレイだ!国士舘Dは、完全にQB細沼のフェイクに集中し戻れない。小山はライン際を疾走しTD!TFPも決まって14-0。
貴重な追加点が入った!次のキックで国士舘リターンチームも必死のリバースリターンで商大自陣32yds付近まで攻め込む。意地をみせるか国士舘O。商大Dのランアジャストを嫌いパスで攻撃、しかしピッタリマークのDB#28藤原がまたもインターセプト。自陣20yds付近から一気に国士舘エンドゾーンへ80ydsインターセプトリターンTD!21-0(TFP成功)商大にダメ押し点が入った。
その後国士舘Oに1TDを返されたものDB#25草間のインターセプトなどで猛攻を何とか凌ぎ21-7でタイムアップとなった。
川越監督談:最終戦にふさわしい素晴らしいゲームだった。最初からこのようなゲームをしていれば全勝優勝も夢ではなかったと感じる。惜敗した試合のゲームプランが本当に悔やまれるシーズンになってしまったことを深く反省したい。来年以降もまた、リカオンの戦いは続く。2部復帰、1部昇格まで今シーズンの反省を「糧」に選手・コーチ・スタッフ全員で精進して行きたいと思う。
今シーズンも暖かい応援ありがとうございました。
2001年11月18日@等々力野球場16:00キックオフ(第5節) | |||||
チーム名 | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 計 |
千葉商科大学リカオンピクタス | 0 | 7 | 0 | 14 | 21 |
国士館大学ライナセロス | 6 | 0 | 0 | 7 | 7 |