🏈2010年度3部リーグ戦:高千穂大学戦

とうとう今シーズン1勝もできないまま最終戦を迎えてしまった商大リカオン。快晴でこの時期にしては暖かい11月28日(日)埼玉大学北浦和グランドにて最終戦、高千穂大学イーグルス戦が行われた。グランドコンディションはあまり良くなく足がズッポリ入ってしまうような深いぬかるんだ部分が二箇所ある。土グランドにめっぽう弱い商大リカオンには大きなマイナスとならないといいが不安は残る。対戦相手の高千穂大学イーグルスは三高商戦などで春も対戦していて手の内も外も全て知られている親交チーム。自分たちのゲームプランをどこまで着実に熱い気持ちで遂行できるかが勝利への道程である。

セレモニーが行われ、商大レシーブを選択して試合開始。R吉田(達)気合の入ったリターンをみせ41yds地点まで戻し、商大自陣41ydsから1down>10。ベーシックなRB#43吉田(達)のランで19ydsゲインしてdown更新。WR#17斉藤、#2吉田(稔)へのパスも決まりバランスアタックで連続down更新し高千穂のレッドゾーンへ。ここからのラン攻撃が高千穂D#のブリッツ守備で対応されて4down。FGに行かず4downギャンブルにチャレンジ!しかしRB#43吉田(達)のランがdown更新届かず攻守交代。高千穂自陣10ydsからの攻撃を商大D#集まりよく3&outでパント。商大パントR、高く上がったパントを捕球体勢に入ったが突進してきた高千穂タックラーが目に入りファンブル!ボールを高千穂カバーチームにリカバーされてそのまま高千穂O#攻撃続行となった。高千穂O#、商大陣内40ydsからの攻撃、QBを動かしオプションプレー。しかしDL#87横田が激しいサックでロスさせて3downロングに追い込み、高千穂O#ミドルゾーンにパス。このパスをMLB#53宮間が反応よくインターセプト!そして即リターンでタックルをかわしてオープンフィールドを激走、エンドゾーンに飛び込んだ。TDで歓喜の声が上がるベンチ、しかしイエローフラッグが出ていてリターン中のクリッピングでインターは認められるもTDは認められず、幻のTDとなった。

気を取り直して商大自陣36ydsから1down>10。ケガの回復が遅れているRB#28門内のランは抑えて、#43吉田(達)とQB#1吉川でランアタックにいくもdown更新届かずパント。この#1吉川のパントはナイス転がりで高千穂自陣1ydのところで押さえて攻守交代。ここは高千穂O#も何もできずラン3回、3&outでパント。パントは自陣から出ずに商大O#敵陣40ydsからの攻撃。RB#28門内、足をひきづりながら必死のランでdown更新、この間に高千穂D#がフェイスマスクの反則を犯し、一気に高千穂レッドゾーンへ!ここもTDチャンスだったが高千穂D#のカバーにゲインを進められずに4down。ここはFGチャレンジ、30ydsのFGをK#17斉藤が真ん中から決めて3-0と商大が先制点をあげた。

商大キックカバーで試合再開。高千穂リターンはリバースリターン、商大カバーチーム、突っ込みすぎてパシュートで何とかタックルしてデッド。高千穂O#、商大陣47ydsから攻撃開始。モーションからのミドルパスが成功、20yds前進してdown更新。33ydsから1down>10、早いタイミングのスラントパスをDB#2吉田(稔)がビシっとタックルをしてゲインを阻止。しかし次のリバースプレーに商大D#もろにひっかかってゲインを許しレッドゾーンへ。このピンチを#55藤崎、#75近藤らDLが素早いラッシュでシャットして4downへ追い込む。高千穂O#前半残り時間も少ないのでFGではなくギャンブルで勝負に出た!ここは全員タックルで商大D#が止めてギャンブル失敗で攻守交代。

商大自陣10ydsから1down>10。ここでRB#43吉田(達)が激しいタックルをくらいボールをファンブル!高千穂DLにリカバーされてT.O商大エンドゾーンまで10yds地点で攻守交代、ファンブルロストで絶対絶命の商大リカオン!この10ydsの高千穂O#怒涛のランアタックを必死に止める商大DL、LB陣、2downでの#53宮間のロスタックル、3downのTDパスもカットで最終4down。高千穂FGを選択してチャレンジ、このキックがバーをわずかにそれてNGとなり攻守交代。地獄から蘇生した商大O#、自陣20ydsから攻撃。#28門内スクリメージラインを突破してオープンを疾走し30ydsのロングゲイン!前半残り十数秒、QB#1吉川のランで再びロングゲインを狙うがタックルされて前半終了。

3-0と得点差はないに等しい点数で折り返した商大リカオン。鬼門の3Qですぐ追加得点をあげたいところだが、高千穂の粘り強いD#にかなりてこずっている様子。気になるのはあと数ヤードが取れない精神状態が焦りにつながり、インターセプト・ファンブルロストを引き起こしてしまうところだ。平常心で臨めば全く問題ないのだが、ある程度点差をつけて勝利しなければならない全敗チームのハンデが重くのしかかる。後半は高千穂リターンで開始、K#17斉藤が蹴ったボールは高く上がり、高千穂R4人がボール落下地点に集まる。4人はラグビーのモールのような形で壁を作り集結、ボールが一瞬誰が持っているかわからなくなる。そこに突っ込んでいく商大カバーチーム。リターンのトリックプレーだ!気がついた時には遅くリターナーがボールを持つアクションでリターンに散っていく。予想通りボールキャリアがわからなくなり戸惑う商大カバーチーム。キャリアはサイドライン際を疾走、斉藤も上がってしまっていてパシュートするのがやっと・・・追いつかない!高千穂リターンTD!商大リカオン気持ちを立て直せないままPATに臨むが見透かしたように高千穂O#2Pで楽々2点追加して3-8(2P○)。

商大リターンの後、気を取り直してO#開始。商大自陣38ydsから1down>10。RB#28門内・#43吉田(達)のしぶといランプレーで連続down更新。ここからWR#17斉藤、#87横田へのショートパスも成功しナイスドライブ。敵陣24ydsからの攻撃、高千穂DLの激しいプレッシャーの中で投げたパスがコントロール狂いインターセプトで攻守交代。高千穂O#にギリギリdownを更新されるも次のシリーズを3&outでパントに追い込む。商大自陣26ydsから1down>10。RB#28門内・#43吉田(達)のランもそこそこゲインしていいリズムでドライブ、WR#17斉藤、#87横田、#2吉田(稔)へのパスも通って敵陣35yds地点まで進む。ここで3Qが終わり4Qへ突入。

どうしてもレッドゾーン直前でピタッとドライブが止まる、今日の商大O#。敵陣35yds地点からの攻撃もRB#28門内・#43吉田(達)のランが止められ、3downをパス失敗の最悪のパターン4downはパント・・・と思いきやパントフォーメーションからのP#1吉川のランでSPプレー!しかし高千穂D#コンテイン抜かりなく、タックルされて攻守交代。息切れしてきた商大リカオン4Q中盤厳しい時間帯だ。高千穂O#商大陣40ydsからの攻撃、パスをDB#2吉田(稔)がランを#57兒玉が止めて、ハドルが熱く燃える。ここで高千穂O#パス攻撃!WRに投げられたボールを#53宮間が絶妙なジャンプでインターセプトして再び商大リカオンにチャンスがやってきた。商大自陣43ydsから1down>10。RB#28門内・#43吉田(達)のランで確実にゲインしていく。ランドライブはリズムよくdownを更新しゲインしていくが同時に時間も消費していく。ガマンのしどころだ頑張れリカオン!そして今日のゲーム完全に壁となっている敵陣32yds地点からの攻撃、#43吉田(達)のラン2ydsゲイン、2down#1吉川のラン4ydsゲイン、3down#16鈴木へのパス失敗、4downギャンブル#17斉藤へのパス・・・失敗!またも見えない壁に跳ね返されて攻守交代。 

高千穂O#自陣26ydsから攻撃、時間を使いながらランでコントロール。しかし商大D#はあきらめない闘志をみせて3&outでパントに追い込む。高千穂パントはサイドラインを割って、商大自陣37ydsから1down>10。残り時間は2分23秒、逆転TDを取るしかない商大リカオン。QB#1吉川が鬼神のようなキープでサイドライン際を爆走し敵陣内へ!#87横田のダイビングキャッチ、#43吉田(達)の粘りのランで連続down更新。再びダブルカバーを振り切って#87横田にパスが通りレッドゾーンへ!タイムアウトを使い切っている商大O#自陣18ydsからの攻撃、まず時間を止めるためにスパイク。逆転はTDしかない商大リカオン!残り時間は57秒。2downここでQB#1吉川、オプションからピッチ。しかしピッチが逸れてロス!3down再び#87横田にパスか・・・しかしボールは高千穂DBにインターセプトされて万事休す。高千穂O#時間を消費して試合終了。力及ばずリーグ最下位となり、エリアリーグ優勝チームとの入替戦にまわることになった。

2010年11月28日@埼玉大北浦和Gr.11:00キックオフ(第5節)
チーム名1Q2Q3Q4Q
千葉商科大学リカオンピクタス03003
高千穂大学イーグルス00808