リーグ戦4戦目にしてやっと帰ってきたホームゲーム。ブロックもBクラスになると遠征が多く、本当に久しぶりの商大グランドでの第4戦目東京国際大学ドルフィンズとの試合が11月7日午後1時40分キックオフで行われた。#28門内、#43・#2吉田兄弟と前節の防大戦での故障が完全に癒えぬまま東国戦を迎え、厳しい状況がギリギリの崖っぷちまで来てしまった。しかしここまでやってきたからには「棄権」の言葉はない。やれるところまでやって後悔しないシーズンを送ろう!と宮間主将・横田副将が牽引し12人の気持ちをひとつにする。
晩秋なれどポカポカと暖かい陽が降り注ぐグランド中央で粛々とセレモニーが行われ、商大レシーブを選択して試合開始。R吉田(達)35yds地点まで戻し、商大自陣35ydsから1down>10。RB#28門内、吉田(達)、懸命にキャリーするもインチ届かずパント、このパントをスナッパー#75近藤がホームラン!転がるボールを拾って前に出るのがやっとのP#1吉川。無理せずデッドし、自陣35yds地点で攻守交代。いきなりピンチだが落ち着いてプレーを見極め、東国O#をパントに追い込む商大D#。しかしエンドゾーン5yds前から攻撃開始。QB#1吉川、厳しいフィールドポジションをRB#28門内・#43吉田(達)の手堅いランプレーで連続down更新。自陣33ydsから#87横田にパスが通り49yds地点から1down>10。ここでRB#28門内にハンドオフ、東国LBが門内にハードタックル!ボールは腕の中からポーンと飛び出し、東国DLがリカバーして攻守交代。
ハーフウェイ付近からの東国O#も商大D#全員で止めて3&outのパント。早くも2Qに入るもフィールドポジションが悪くまた商大自陣8ydsから1down>10。RB#28門内ナイスランでボールを進めdown更新。しかし後が続かずパント。東国自陣47ydsからドライブ開始、商大D#しっかり止めるがオフサイドの反則が続きジリジリ下げられレッドゾーン内へ。浮き足立ってきた商大D#をかく乱するようにQBラン、TB#2ランと連続1down更新でエンドゾーンまで10yds。TD阻止の商大D#もLB#43吉田(達)のブリッツで4downに追い込み、TDを狙ったギャンブルも全員タックルで止めてTDさせずに攻守交代。しかしまたまた自陣5ydsからの攻撃に前半の時間を流しハーフタイムとなった。
両チーム共にいいポジションまで攻め込むもD#の粘りで無得点と拮抗したシビレる試合展開。ロースコアの展開は精神的プレッシャーと体力をも奪っていく。商大リカオンは早めの仕掛けが必要だ。東国Rで後半開始。30yds付近まで戻されて1down>10。ランプレーをLB宮間が猛烈タックルでシャット!3downロングのパスを#17斉藤がインターセプトで攻守交代。ハーフウェイ付近から攻撃開始。このチャンスに#87横田のリバースでビッグゲインを狙うも3回の攻撃でシャットで4downへ…ハーフウェイなれどここは思いきって4downギャンブルでdown更新を狙う。しかしここも厚い東国D#に止められて攻守交代。東国O#のパス攻撃にセカンダリーの判断が遅くなって連続down更新されて悪いリズム。なんとか攻撃を断ち切りたい商大D#、しかし商大陣内30yds付近からDBの裏にパスを通されてTD0-6(PAT×) ここで先制TDを東国が取った。
追う立場になると弱さがでてしまう商大リカオン。鬼門の3Qに反撃できるか?商大Rで試合再開、ハーフウェイまで戻して攻撃開始。ラン、パスを織り混ぜて怒濤のドライブでダウンを更新していく。リズムを掴みボールコントロールをして行きたいところだがここでホールディングの反則で10yds罰退、斉藤へのパスも短くショートゲイン、2downで再びパスを投げるもインターセプトで攻守交代。ここは商大D#が踏ん張り3&outでパント、自陣46ydsから再び商大O#の攻撃。QB#1吉川がキープラン、エンドゾーン10yds前までロングゲインでTDチャンス。そして最終4Qに入る。門内、吉田のランが東国DLシャットされて#87横田へ思いっきりTDパス!キャッチしたと思ったがスルリとドロップでインコンプリート。結局ここはFGかと思ったがTDを取りに4downギャンブル、#28門内ランアタックもわずかに及ばず攻守交代。ここまで来ての無得点でテンション急降下、リカオン選手の声が無くなってくる。頑張れリカオン!
しかし怒涛の東国O#が攻撃開始、フィジカルに勝る東国OLがゴリゴリとしつこいラン攻撃で商大D#ずるずると後退、3連続down更新であっという間に自陣中盤に!ここで商大D#にパーソナルファールで一気にレッドゾーンへ、エンドゾーンを背負ってしまう。エンドゾーンまで13ydsの攻撃を#75近藤、#55藤崎らの渾身のタックルで3回で食い止めて東国FGトライ!23ydsのFGは難なく成功して0-9。残り時間はあと5分を切った、このまま完封されてしまうのか?商大ナイスリターンでドライブ開始。#43吉田(達)がスクリメージラインを突破してロングゲイン、#17斉藤へのミドルパスも成功してナイスドライブ。しかし時間はどんどん消費されていく!エンドゾーンまで残り15yds、3回の攻撃でdown更新まで残り5yds、先ほどと同じようなシチュエーションで4downギャンブル。まず2回目のタイムアウトを取って集中しプレーに臨む。ここで#87横田へTDパス、エンドゾーンでダイビングキャッチしてTD!PATも決まり7-9(PAT○)。
しかしこの時点で残り時間1分05秒、オンサイドキックで攻撃権を取らなければ敗戦決定だ。緊張のオンサイド、K#17斉藤の蹴ったボールは東国1線で大きくバウンドして転々と転がって行く。両チーム、ボール確保に飛び込み密集ができる。ボールはどっちだ・・・ウォーと歓声があがり東国カバーで攻撃権は東国O#に!東国O#ニーダウンで時間を消費して試合終了。とうとう最終戦まで未勝利となり、最終戦高千穂大学戦は相当なプレッシャーを受けて戦わなければならなくなった。
2010年11月7日@千葉商大Gr.13:40キックオフ(第4節) | |||||
チーム名 | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 計 |
千葉商科大学リカオンピクタス | 0 | 0 | 0 | 7 | 7 |
東京国際大学ドルフィンズ | 0 | 0 | 6 | 3 | 9 |