🏈2009年度3部リーグ戦:流通経済大学戦

11月7日(土)うす曇りの文教大学北越谷グラウンドにて商大リカオン逆転優勝のラストチャンス第4戦目流通経済大学RKUフットボール戦が行われた。流経との公式戦は1993年にさかのぼる。過去のゲームでは一度も敗戦はしていないと記憶するが、今年に限っては流経は全勝、商大リカオン1敗と厳しい戦いが予想される。

商大リターンにて試合開始、R#1鈴木(寛)20yds地点でキャッチ、持ち前のランニングセンスでタックルを跳ねのけ、グランド真ん中にナイスリターン。ローカルの土グラウンドの影響は少ないようだ。自陣49yds地点から1down10。QB#5沼野、RB#1鈴木(寛)のバックスでセット。真ん中を突くランプレーでドライブを開始。さすがにロングゲインはできないものの、この試合に全力をかける4年バックスセットは強烈だ。しかし3downショートでC#58月田まさかのスナップミスで沼野なんとかカバーにいくが8ydsの大幅ロスでパント。このパントはナイスパントで流経O#自陣11yds地点から1down10。

長身の#1QBがセット、流経得意のランアタックで攻めまくる。立ち上がりがイマイチの商大D#何とかショートヤードで止めるも、3downでタックルミスでdown更新。ここでQB#1からWR#88へプレイアクションパス、DB#68野木が抜かれてあわやTDのロングゲイン。商大エンドゾーン前19ydsまで走られた。このレッドゾーンを商大D#踏んばるも流経QB#1のブーツレッグに反応できずTD0-7(PAT○)。先制TDを取られたがまだまだ始まったばかり、選手はみんな落ち着いている。

気を取り直してリターン。流経キックで試合再開、キック飛ばずに#87横田がキャッチしてリターンするも流経カバーチームの激しいタックルで即デッド。商大O#自陣40yds地点からの攻撃、#1鈴木(寛)のランを基点に沼野のキープ、#17斉藤へのパスで連続down更新。#12鈴木(快)へのパスが何度か通らずヤキモキするも沼野、鈴木(寛)が必死のランで挽回する。商大O#敵陣に20yds内に入ったところで#5沼野が中央を突破してエンドゾーンまで5yds。しかしここから流経#D徹底したゴール前ディフェンスを展開し、商大O#全く進めず3down to Goal。ここでタイミングよくWR#17斉藤にパスが通りTD7-7(PAT○)。

次の流経の攻撃、自陣47yds地点から1down10。ここで流経QB#1がファンブル、商大リカバーで攻守交代。ターンオーバーでチャンス到来の商大O#、RB#1鈴木(寛)がこれでもかと言わんばかりの連続ランで1down更新。QB#5沼野も怒涛のラッシュを受けながらも必死に足を動かして1ydでも前へ前進を試みる。敵陣に入り、ラン重視D#を回避するためにパス攻撃、ターゲットのSB#7吉川、WR#17斉藤キャッチミスで3回の攻撃権を使い果たしパント。#5沼野の蹴ったパントを流経D#がジャッグルしファンブル。これを商大カバーチームが押さえ、商大O#の攻撃が再開。敵陣37yds地点から#5沼野が素晴らしいステップとスピードでエンドゾーンに飛び込みTD14-7(PAT○)。

流れそのままに商大O#がTDを追加した。このままで前半を終われない流経、ラン、パスとバランス攻撃を展開し連続1down更新。あっという間に商大エンドゾーンに迫る。しかし商大D#懸命の捨て身タックルでTDを阻止して、4downに追い込んだ。前半残りわずか、流経O#ここでタイムアウトで亀山監督から指示を受ける。タイムアウトが解けて流経O#後半勝負と読みFGを選択、15yds地点からFGトライ。真ん中から入りFG成功して14-10となり前半リードのままハーフタイムに入る。

前半終わって沼野・鈴木(寛)を始め野澤、野木、加藤の4年生はかなり消耗で疲労度がひどい。下級生の奮起がなければ持たないかもしれない。精神力と体力のせめぎあいとなることは間違いない。何としても勝利を掴み取るんだ商大リカオン。

後半、流経リターンで試合開始。スピードを生かしたリターンで商大陣内までナイスリターン、商大陣内44yds地点から1down10。強烈なパワープレーで商大D#を粉砕しながら前進して1down更新。34yds地点から流経RB#34がスクリメージラインを強引に突破、商大セカンダリーのタックルミスも加わり独走してTD14-17(PAT○)。

商大リカオン、鬼門の3Qにあっさり逆転を許した。商大リターンで自陣40yds地点から1down10。前半出ていた#1鈴木(寛)のランが流経DEの修正により出なくなり、苦しい展開の商大O#。パスプロももたなくなりパスも不発、down更新できずにパント。完全にモメンタムを掌握した流経O#はゴリゴリのパワーラン、プレイアクションからのショートパス、QB#1のオプションと商大D#のウィークを的確に突きはじめ、故障寸前の#78野澤も必死のタックルで応戦するも3連続1down更新ドライブでエンドゾーン前2ydsまで攻め込まれる。流経QB#4がスニークでTDかと思った瞬間、ボールをファンブルして商大D#がカバーし攻守交代。絶対絶命のピンチを相手のミスで何とか凌いだ。

商大自陣2yds地点から攻撃。気落ちした流経D#の間隙を突き、RB#1鈴木(寛)が何度もタックルされながら足を懸命に動かして振りはらい25ydsを走ってレッドゾーンを脱出、魂の入ったの気合のランにベンチも沸きあがる。ここからは沼野、鈴木(寛)が必死のランでじりじり前進して、敵陣30ydsまで進む。しかし流経D#も激しいカバーで応戦、商大OLも必死のプロックをするも4downとなってしまう。ここでパントではなくギャンブルでプレーを選択、しかし流経D#のカバーが速くギャンブル失敗で攻守交代。

商大リカオンにもう力は残ってないのか?4Qに入り何とか3点差を詰めたい商大リカオンだが、選手全員かなり疲労度が増している。流経O#自陣40yds地点から1down10。ここは全員タックルで流経RBを止めにかかるがD#の中心#78野澤が故障で戦線離脱、#5沼野も足の故障で退いている。容赦ない流経のランアタックに商大ズルズル後退してドライブを止められない。ここで#78野澤が強い精神力でフィールドに戻り選手を盛り立てる。商大陣内に入り38yds地点からドライブ、精神力プレーの#78野澤がロスタックルを奪うとそのシリーズ全員タックルで4downに追い込んだ。ここで当然流経はギャンブル、このギャンブルを止めれば流れが戻る、頑張れ商大リカオン。

コールと共に凄まじい防具メットがぶっかる音、そして人の山ができプレーが止まった。流経ベンチが沸いている!ギャンブル成功でdown更新。商大再びピンチ!エンドゾーンを背負い20ydsのレッドゾーンディフェンスだ。ここも商大D#死力を尽くしてタックル、タックル、タックルで再び4downに・・・流経もFG3点では6点差しかつかないためギャンブルを選択。緊張の商大DL対流経OL、スクリメージラインをはさみ異次元空間が漂う。流経OL怒涛のブロックに商大D#に大穴が開いて流経RBラクラクTD14-24(PAT○)。

ここで4Q残り時間6分、10点差はまだいける。商大R#1スピードに乗ってリターンをするも流経カバーのタックル速く自陣でデッド。商大O#自陣40yds地点から1down10。#1鈴木(寛)のランWR#87横田へのパスも失敗しあえなくパント。ナイスパントで攻守交代。流経自陣29yds地点からの攻撃、ランで時間消費しながら進む。ここで#78野澤が完全に故障で退き、守備の抑えが機能しなくなる。ここで流経、DBの裏側へパス!商大DB完全に抜かれてTDと思われたが流経OLのホールディングの反則でTDは消えた。しかし流経の波状攻撃は続く。オープン、ショベルパスであっという間に商大エンドゾーン前へ。ここで商大D#力尽きたか?しかしエンドゾーン前の攻防で流経ボールキャリアがファンブル!転々とエンドゾーンを転がるボールを商大DLが押さえてタッチバックとなり攻守交代。

しかしこの時点で残り時間59秒。QB#5沼野、タイムアウト、スパイクを使いながらパス攻撃!流経D#余裕のカバーで自陣40ydsのところで4downとなり、QB#5沼野オープンランに出るが流経D#パシュート速くデッド。攻守交代して流経O#イートザボールで時間を流し商大14-24流通経済大でタイムアップとなった。

2009年11月7日@文教大北越谷Gr.11:00キックオフ(第4節)
チーム名1Q2Q3Q4Q
千葉商科大学リカオンピクタス770014
流通経済大学RKUフットボール737724