🏈2006年度3部リーグ戦:高千穂大学戦

3連休の中日となる11月4日(土)、快晴の大井第2球技場にて第4節高千穂大学イーグルス戦が行われた。ここまで互いに2勝1敗と勝ち点がどうしても欲しいところである。リニューアルした大井第2は商大グランドよりソフトな人工芝がはられていてきれいな緑色が気持ちいい。

商大リターンにより試合開始。自陣35yds地点より1down>10。まずはRB#4岩上のラン、徹底的にマークされているにもかかわらず3連続キャリーで1down更新。続いて#5沼野のラン、しかし速攻チャージでタックル。QB#7吉岡キープするも高千穂DLにヒットを受けてダウンし、10yds進めずパント。ナイスパントで高千穂陣4yds地点から高千穂Oの攻撃。Iフォーメーションからダイブ。商大D素早い集まりでタックル、このシリーズ完璧なカバーでパントに追い込んだ。商大自陣49yds付近から1down>10。ここで沼野、岩上がラン攻撃を展開。岩上が中央を抜け出してロングラン!高千穂陣内23ydsまでビッグゲイン獲得した。沼野ラン、吉岡キープとジリジリ押し進め、エンドゾーンまで10yds。QB#7吉岡から#4岩上への速いピッチが高千穂Dの裏をかきTD7-0(○)。

商大ラッシュも危なげなくタックルし高千穂陣34yds付近から1down>10。このシリーズも商大Dが完封しパント、調子が良すぎる商大ディフェンス、大丈夫か?2Qに入っても商大Dは高千穂Oに1downさえ与えず、パント。商大Oも高千穂Dの激しいチャージになかなか前進できない。しかし高千穂の攻撃ポジションをエンドゾーン付近にはりつけているので守備もしやすそうだ。高千穂Oのパントがあまり飛ばず敵陣29ydsからの攻撃。絶好のフィールドポジションなのでどうしても得点に結びつけたい。#7吉岡自らド真ん中に突っ込みナイスゲイン。エンドゾーンまで残り8yds。岩上ラン、吉岡ランとボールを進めるが高千穂Dレッドゾーンの厳しい守備で4down残り3yds。ここで4dギャンブルを試みるも#4岩上のダイブは高千穂Dの壁に押し戻され攻守交代。

高千穂O自陣3ydsから1down>10。しかしここはLB#52池田がビシッと止めてパント。パントリターナーは#20田口、ハードタックルをものともせずがむしゃらに前進して敵陣34ydsまで戻した。ここから#7吉岡はコントロールよく#20田口へパス。高千穂DBのマークが甘く、田口はドンピシャでキャッチしエンドゾーンへ!TD14-0(○)。高千穂O残り時間少なくパスで攻めるもそのままハーフタイムへ・・・。14-0でハーフタイムとなった。完璧なディフェンスを展開した商大D、後半起死回生で向かってくるであろう高千穂Oとどう戦うか?スタミナもかなり心配される。

3Q、商大キックラッシュで試合再開。自陣42yds地点から1down>10。高千穂Oは一転パス主体に攻撃を転換してきた。ロングパスが決まり、商大陣内に入るとすかさずミドルパス。商大DBがアジャストできていないと判断するといきなりエンドゾーンを狙ってきた。ここで商大DBもカバーに行くも届かずTD14-6(2P×)。

商大リカオン、1本差に迫られどう攻めるか?メキメキとランが巧くなった#20田口が自陣37ydsまで戻し1down>10。ここで強気一番!QB#7吉岡もWR#20田口にミドルパス。田口もDBのタックルをかいくぐりサイドライン際を疾走、高千穂FSに追いつかれるも高千穂陣内17ydsまで攻め込んだ。高千穂Dの動揺を尻目に#7吉岡からTE#89渡部にスバッとショートパス!渡部は体格を生かしてエンドゾーンになだれ込みTD21-6(○)。取ったら取り返す理想的な展開。モメンタムはまだリカオンか?

商大キックラッシュで高千穂Rが怒涛のリターン。自陣39ydsから1down>10。商大セカンダリーがパス偏重と見るとラン攻撃を仕掛けて連続1down更新。商大DL・LBが機能していない!大丈夫か?商大ディフェンス!ここでまたロングパス、商大DB#9野木が思わずWRにコンタクトしてしまい手痛いインターフェア。浮き足立つ商大Dをあざ笑うかのようにナイスパスが通りTD、2ポイントも決まり21-14(2p○)のまた1本差!どうするリカオン。

商大リターンで自陣34yds地点から1down>10。岩上のラン、田口のパスで連続1down更新。敵陣39yds地点から#5沼野が気合いの入ったランで1down一発更新。しかしここからの攻撃を立て続けにシャットされて4downギャンブル。RB#5沼野が抜けたと思われたがサイドからの強烈タックルでダウン。ギャンブル失敗で攻守交代。高千穂O自陣20ydsから1down>10。徹底的にパス攻撃。DL#79秋山がカットするも次にロングパスを決められて商大陣内へ。修正のきかない商大D。高千穂RBにオープンをまくられてエンドゾーンまで4yds。守備を固めるがダイブでねじ込まれてTD21-21(○)。

とうとうゲームは振り出しに戻ってしまった。サドンデス戦になってきた4Q、両チームとも一進一退で均衡、どちらかミスした方が脱落必至。勢いは完全に高千穂に傾き、商大Oはカラ回りを始める。岩上も沼野も高千穂DL・LBに完封され進めずパント。敵陣に地域を挽回するがそれまでのパス攻撃が布石となり、高千穂Oの絶妙なドローでガッポリ穴があきロングゲイン。高千穂Oここでまたパス、DB#20田口ナイスカバーでパス失敗と思われたが、直前のコンタクトが痛恨のインターフェアを取られて商大陣26ydsから1down>10。意気消沈する商大Dに高千穂O怒涛の攻撃で耐え切れずTD21-28(○)。とうとう逆転されてしまった。しかし時間はまだあるぞ、頑張れ商大リカオン!

QB#7吉岡ゲームを再構築するも残り時間は刻々と消費していく。頼みの岩上へのパスも失敗してパント。その後高千穂Oにランプレーで時間をコントロールされ、なすすべなくタイムアップとなり痛い星を取りこぼしてしまった。

2006年11月4日@大井第2球技場13:30キックオフ(第4節)
チーム名1Q2Q3Q4Q
千葉商科大学リカオンピクタス777021
高千穂大学イーグルス0021728