チームスタッフである大矢トレーナーが急逝し、チームの1勝を熱望していたトレーナーに是が非でも勝利を手向けたい商大リカオンピクタス。リーグ戦第6節は11月12日(土)東工大グランドにおいて青山学院大学ライトニングと対戦した。朝まで雨が降っていたのでグランドは部分的にかなりぬかるんでいる。普段、人工芝グランドで練習している商大リカオンにとって久々の土、その上コンディションが悪い環境をどう対処するかも試合の行方を左右しそうだ。
商大今期初めてのリターンからのキックオフで試合開始。自陣45yds付近まで戻すもファーストシリーズは青学強力Dに押しつぶされパント。青学自陣38yds付近から1down>10。パス、ラン、パスと続けざまに1downを更新し、スルスルと商大陣内に難なくドライブしてきた。ここでDB#24鞠子が青学レシーバーに幻惑され、後を抜かれてTD0-7(TFP○)。先制点は青学に入った。
リターンの後、RB#4岩上ダイブ、QB#7吉岡キープ、RB#8鈴木ピッチで連続1down更新。4downギャンブルも#7吉岡が中央突破し、見事に1downを更新。敵陣32yds付近からWR#20田口がミドルパスを捨て身のキャッチ、青学エンドゾーン12ydsまで攻め込んだ。しかし地力に勝る青学DがRB#8鈴木を徹底的にマーク、RB#4岩上も潜りこめず4downになってしまった。商大OここでFGを選択。しかしバーをかすって惜しくもNGで攻守交代。青学O自陣20yds付近から1down>10。ラン、パスとバランスのいい攻めであっという間に商大陣内に・・・ここで商大Dのタックルミスが連発。なんなく追加点を献上してしまった。TD0-14(TFP○)。
この試合もリズムに乗れない商大O。自陣35yds付近から1down>10。RB#8鈴木の小気味のいいランで連続1down更新。青学陣内に入ったところでQB#7吉岡が強烈サックを浴びパント。青学Oを止められない商大DはLB#53森岡が必死のタックルを見せるが続かず、ハーフウエイ付近からロングパスを許してしまう。エンドゾーン前で必死に攻防を試みるが力尽きTD0-21(TFP○)。3本を追うカタチで前半が終了した。
3Qに入り商大ラッシュの後、青学陣内32yds付近から1down>10。青学RBがいきなりファンブルし、商大Dがリカバー。この地点で攻守交代。絶好のポジションから#4岩上、#8鈴木、#7吉岡で怒涛のランプレーで前進。しかしあと3ydsが遠く、4downを使い切ってしまい攻守交代。逆に青学Oが逆襲のランプレーで自陣10ydsから連続1down更新のナイスドライブで前進また前進。あっという間にエンドゾーン前に到達した。ここで商大Dは速いオプションについて行けずTD0-28(TFP○)。
最終4Qになると商大O・Dともにケガ人が多くなってきた。青学Oはリバース、ドローと変則プレーでかく乱を試みるも商大DB#24鞠子がインターセプトし攻守交代。しかし商大Oは、このシリーズも青学陣内で4downギャンブルに失敗し攻守交代。次の青学Oをシャットアウトしパントに追い込んだが、そのパントをR#20田口が捕球ミスでファンブル!青学Oチームにリカバーされ、さらに前進して青学Oの攻撃が続く。またまたピンチの商大D。しかしここで青学Oの反則で10yds罰退、このリズムで商大セカンダリーが奮起。ハードタックルで青学RBのファンブルを誘い、商大Dがリカバーし攻守交代。
目まぐるしく変わる展開に息もつけなくなってきた。自陣40yds地点からWR#11茂木に連続パスが通り1down更新。ラインのナイスブロックで#8鈴木がロングゲインし青学エンドゾーン前へ。さらに#11茂木へのパスがインターフェアとなり、エンドゾーンまで残り10yds、ここで俊足バック#8鈴木がオープンランをまくりあげTD6-28(TFP×)。しかしタイムアップ前に青学Oに1本追加されて6-35で試合終了となった。気持ち次第でいい勝負できるのに・・・最終戦はどうなる~?
2005年11月12日@東工大大岡山Gr.11:00キックオフ(第6節) | |||||
チーム名 | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 計 |
千葉商科大学リカオンピクタス | 0 | 0 | 0 | 6 | 6 |
青山学院大学ライトニング | 7 | 14 | 7 | 7 | 35 |