11月20日日曜日、季節が戻ったような強い陽射しがふり注ぐ南大沢首都大学東京グランドにて、2011年度最終戦首都大学東京スクラッパーズ戦が行われた。首都大には分が悪く近年は一度も勝っていない。2006年のこの南大沢での最終戦では樹々が紅葉してとてもきれいだった記憶があるが今年はどの葉もまだ緑のままだ。少人数で凌いできた商大リカオンは全敗とはいえ、ここまで試合出場不能になるような重傷者は出していない。ここまでの戦いを軌道修正して最終戦に臨みたいところだ。
千葉商リターンで試合開始、R#17斉藤キャッチの際にニーダウンしてしまい自陣21ydsから攻撃開始。RB#99酒井、#17斉藤ランでベーシックな入り。しかし首都大DL、LBのハードタックルでシャットされてパント。首都大自陣42ydsから攻撃。俊足RB#3とDEも兼任する大型RB#15のストロングランとタイミングの速いパスにどこまで商大D#がついていけるか?速いパスとダイブ、ブラスト、パワーとぐいぐいとドライブされ商大D#ズルズル後退、あっという間にレッドゾーンに入り先制の危機。ここは#43吉田(達)とDLのコンビネーションが機能して4downに追い込んだ。首都大FGチャレンジ!キックは真ん中から入って3-0。首都大がFGで先制した。
商大深い位置からリターンして自陣40ydsから攻撃。OLが負けているためランプレーが出ない、パスプロもピックアップ悪くQB#7門内のコントロールが定まらないでパス失敗、3&outでパント。本日2回目のフォルスで5yds罰退、#1小原のパントは大きく地域を挽回して首都大自陣30ydsから攻撃開始。ランプレーのタックルでアフター気味にヘルメットで突っ込んでしまった#43吉田(達)がパーソナルファールをとられ15yds罰退。次のシリーズはセカンダリーがパスを阻止してパントに追い込む。しかし首都大のハードブリッツは商大RB陣を封じ込め商大O#も成すすべなく3&outでパント。ここのところ安定していた#1小原のパントがミスキックでほとんど前に飛ばず、首都大敵陣43ydsから攻撃。ランプレーが真ん中ガッポリ開いてロングゲイン!エンドゾーン前10ydsを速いショートパスでTD10-0(PAT○)。
次の商大シリーズは自陣42ydsから攻撃だったが斉藤のチョップブロック、酒井のフォルスでどんどん下げられあえなくパント。首都大ハーフウェイ付近から攻撃を何とか3&outでパントに追い込むも、このパントを消極的に流してしまい首都大にエンドゾーン直前で押さえられた。商大自陣1ydsから攻撃、首都大D#怒涛のブリッツを跳ね返すも1downには届かずパント。エンドゾーンからのパントもP小原蹴るのがやっとでさらに首都大Rにリターンされてレッドゾーン内で攻守交代。ここは商大DLも粘るが最後は飛び込まれてTD17-0(PAT○)。次の商大シリーズはあっさり自陣でインターセプトされT.Oで攻守交代。ここを基点にパスプレーで前進されエンドゾーン前をRB#15の破壊力あるランで粉砕されてTD24-0(PAT○)。
前半も残り時間が少なくなり商大リカオンなんとしてでも得点が欲しいところ自陣30ydsからの攻撃で#17斉藤がLBのタックルを跳ね飛ばし、ダウンフィールドに飛び出し独走!首都大奥深く入ったところでタックルされるもエンドゾーン前26yds地点。ここも斉藤に連続で持たせTDを狙うも厳しいマークで1downまで届かずFGチャレンジ。K#1小原難なくFGを決めて24-3と商大リカオンに得点が入った。次の首都大ドライブはクイックスクリーンを多用して連続down更新、商大レッドゾーンに入ったところで商大D#が3つ目を何とか止めて距離のあるFGチャレンジ。このFGは商大DLがブロックしてリターン!再び商大に攻撃権が移ってきた。商大O#残り時間を考えてパス攻撃!このパスを首都大DBがインターセプト!リターンも速く商大O#タックル間に合わず商大陣21ydsで攻守交代。前半残り時間数秒、再度FGを選択してキック!難なく成功して27-3で前半終了となった。
商大リカオンいらぬ反則多すぎで前半何ヤード下げられていることか!せっかく積み重ねてきたプレーが一発で自滅していく今年のパターン。小手先でかわそうとすると大事なところでミスがでる。点差はあるが最後まであきらめないでプレーしてくれ商大リカオン!後半開始、首都大リターンの後、自陣30ydsから攻撃、ランで攻めるも商大DLが反応よく3&outでパント。商大O#もランを封じ込められパント。首都大自陣49ydsから攻撃、要所にいいパスが決まり連続down更新。商大D#ランへの集まり悪くズルズルと前進され、商大D#レッドゾーン守備で粘るもFGを決められ30-3。リターンの後、商大自陣30ydsから攻撃。#99酒井が気合で前進し連続down更新、相手のインターフェアもあり敵陣へ進入。ここでまた#99酒井のランがスクリメージラインを突き破って連続down更新。首都大エンドゾーンまで残り14ydsここからが攻めきれない商大O#、QB#7門内エクスチェンジミスでファンブル!自ら押さえノーゲイン。ここで4Qに入りエンドが替わる。
敵陣14ydsからQB#7門内パスプレー!ラッシュをかいくぐって中途半端な体勢からスロー、このボールを首都大LBがジャンプしてインターセプト!T.Oで攻守交代。首都大自陣14ydsからクイックスクリーン、対応できてない商大D#、タックル間に合わずに首都大WRサイドラインを独走。何とかエンドゾーン直前でタックルするも商大エンドゾーンまで残り8ydsの地点までロングゲインされた。首都大QB自らキープしてオープンランで攻めたが商大LBがパシュート速くサイドラインに出てノーゲイン。同じパターンで右ロールのパス!商大DB最初のムーブにつられてレシーバーフリーでTD36-3(PAT×) 。
商大O#自陣36yds地点から攻撃、QB#7門内積極的にランで駆けあがり連続down更新。首都大のインターフェアも発生して敵陣30ydsからの攻撃、またまたレッドゾーン付近を攻めきれない商大リカオン!門内、酒井、斉藤と前進しきれず4downギャンブル、このギャンブルもあっさりシャットで攻守交代。首都大自陣30ydsから攻撃、スィープ、ドロー、クイックスクリーンと揺さぶりかけて来るも#58月田が連続ロスタックルでパントに追いこむ。残り時間1分22秒、商大O#パス攻撃も通らず自陣での4ダウンギャンブルも失敗して攻守交代。逆にこのポジションから首都大一発TDパスでダメ押し加点で42-3(PAT×)このままタイムアップとなり商大リカオン昨年に続き全敗でリーグ戦終了、エリア優勝チームとの入替戦にまわることになった。
2011年11月20日@首都大東京南大沢Gr.13:45キックオフ(第5節) | |||||
チーム名 | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 計 |
千葉商科大学リカオンピクタス | 0 | 3 | 0 | 0 | 3 |
首都大学東京スクラッパーズ | 10 | 17 | 3 | 12 | 42 |