🏈2008年度3部リーグ戦:上智大学戦

週末からガラっと季節が入れ替わり、本格的な秋の到来を感じさせる9月28日(日)に2008年度リーグ戦が開幕した。シーズン当初からさまざまな問題が勃発し、一時はリーグ戦棄権?という厳しい事態まで至ったリカオンピクタス。その都度ミーティングを重ね、解体寸前のチームを何とかまとめてきた4年・3年のリーダーたち、どん底から這い上がってきた精神力をどこまで発揮できるか?またまた最少人数で臨む過酷なシーズンインである。

初戦の相手は05年07年と叩きのめされている上智大学ゴールデンイーグルス!黒・金のユニフォームが威圧的だ。粛々とセレモニーが終わり商大リターンにて試合開始。上智のキックはサイドラインを割り、商大O自陣35yds地点から1down10。QBは昨年に引き続き#5沼野、経験を積みどんな戦い方をしてくれるか楽しみである。まずはRB#8鈴木敦へハンドオフ、しかし上智Dの素早いタックルでノーゲイン。その後パスプレーも不成功でパント、P#5沼野のパントはナイス転がりで上智O自陣30yds地点から1down10。Iフォーメーション、1バックからストレートなランでプレーを組み立てる。1down更新されるもDB#9野木、LB#53宮間のタックルで上智Oパント。商大O、次のシリーズもシャットされパント。

上智O自陣35yds地点からドライブ開始、ブラスト系のランアタックをキーにスィープ、パスを織りまぜ商大陣33yds地点まで前進。ここで商大セカンダリー陣#52野澤、#53宮間、#57兒玉が捨て身のタックルで防戦、4downギャンブルのパスも不成功に終わり上智Oの猛攻を凌いだ。2Qに入り、RB#8鈴木敦・#1鈴木寛のSSユニットが機能し始め、連続1down更新。OL#55井野の反則で下げられるもSB#7吉川がギリギリのパスをキャッチし、上智陣内に攻め込む。しかし上智Dのタックルで#5沼野、#8鈴木敦が止められて惜しくもパント。商大Dもライン戦では押し込まれるもセカンダリーの懸命のタックルで上智Oを前進させない。両チーム一進一退の互角の勝負、モメンタムはどちらに傾くのか?

そして商大O自陣35yds地点から1down10。WR#20田口にミドルパスがヒット、一気に上智陣内へ。#5沼野、#8鈴木敦のランアタックで上智エンドゾーンまで11yds。ここで昨年の大ケガから完全復活したWR#20田口が渾身のパスキャッチでTD!0-7(TFP○)。ここでやっと試合が動いた。商大キックの後、上智O自陣30yds地点から怒涛の猛攻!前半の残り時間は少ない。ラン、パスとバランスの取れた攻撃で連続1down更新、あっという間に商大陣内に攻め込まれる。ズルズル行ってしまうのか?しかしここで商大LB#52野澤がサック!上智Oが浮き足出す。そして次のプレーで投じたパスをDB#20田口がインターセプト。田口の攻守にわたる活躍で前半を終了した。

1TDの最少得点差でリードはしているものの、1,2部常連校の上智がどんな攻撃を仕掛けてくるか?上智リターンで3Q開始。上智自陣40yds地点からドライブ開始。完全に勝っているライン戦でゴリゴリのランプレー、LB#57兒玉が懸命のタックルに行くがドライブは止まらない。商大陣に入り、必死のDで上智ランプレーが止まった。しかしここでDB#1鈴木寛が反則を取られ15yds罰退。商大エンドゾーンまで残り11yds!絶対絶命のレッドゾーン圏内だ。ここでDL#58月田のタックルで押し戻すも、最後はラインを割られTD7-7(TFP○)。

こうなると押せ押せムードの上智サイド、立ち向かえるか商大リカオン。上智キックの早いつぶしで商大O自陣26yds地点から1down10。商大Oランプレー、しかしこのプレーの間にルール強化されたチョップブロックの反則で15yds罰退。自陣深くに下げられてプレー再開するも上智Dの凄まじいラッシュで#5沼野がサック。エンドゾーンを背負い何もできないまま4down。エンドゾーンからのパントで厳しいポジション、さらに強烈な上智ラッシュがP沼野を襲う。パントはあまり飛ばずに上智Oに攻守交代かと思われたその瞬間、イエローが舞った・・・どっちの反則だ?イエローフラッグは上智DのC#51清水へのコンタクトファールで、自陣20ydsから1downと商大O一気に蘇生!九死に一生を得た商大OはSSユニットがパワー全開!RB#1鈴木寛のパワフルラン、#8鈴木敦#5沼野もフルスピード駆け上がり、ハーフウェイ付近まで押し戻す。上智Dがラン偏重になった瞬間、鮮やかなパスが#5沼野からWR#87横田に通り55ydsを走ってTD7-14(TFP○)。

しかし時間はまだまだたっぷりある。商大キックラッシュの後、上智O自陣39yds地点から再び怒涛の猛攻開始!RB#49のランが商大Dラインをことごとく突き破る。商大セカンダリー陣もロングゲインを防ぐのやっとで必死のタックル。上智Oが商大陣内深くに入り、ここで3Qから4Qへ・・・

商大エンドゾーンまで11yds。ここで上智Oランアタックに対応できずTD14-14(TFP○)。またまた同点になった。数的には絶対不利な商大リカオンピクタス。ほとんどの選手が攻守フル出で疲れもピークに達しているが大丈夫か?上智キックラッシュで試合再開。商大O自陣30yds地点から1down10。#1鈴木寛のランがラインにつぶされ、力はもう残ってないのかと思った瞬間、#8鈴木敦がスルスルとスクリメージラインを突破しオープンに出た。ここから一気に加速、上智DBを抜き去りTD14-20(TFP×)。

TFPの失敗がどうなるか?商大キックの後、残り時間はまだ8分ある・・・頑張れリカオン!再び上智Oの猛攻が商大Dラインを突き破る。激しいドライブで連続1down更新。しかし商大LB#53宮間もハードタックルで応戦。上智O商大陣22yds地点までドライブするも4down!ここでギャンブルするも届かず攻守交代。セーフティリードまでもう1本欲しい商大リカオン、気落ちした上智Dに#1鈴木寛、#8鈴木敦のランが時間を消費しながら前進。ここで#5沼野がオープンから上智タックルをかわしてサイドラインを疾走、最後はエンドゾーン倒れこんでTD14-27(TFP○)。ダメ押しのTDが入った!この後、上智のパス攻撃を凌ぎきり、初戦の勝利をもぎ取った。

2008年9月28日@千葉商大Gr.13:30キックオフ(第1節)
チーム名1Q2Q3Q4Q
千葉商科大学リカオンピクタス0771327
上智大学ゴールデンイーグルス007714