🏈2004年度3部リーグ戦:大東文化大学戦

10月23日(土)アナウンスとホイッスルが鳴り響く駒沢公園内、駒沢第2球技場にてリーグ戦第3節大東文化大学ワイルドボアーズとの試合が行われた。大東大は前節、明学大との接戦を惜しくも落とし総力戦で臨んでくるに違いない。大東大伝統の大型ラインメンにどう対処するかが勝敗のキーとなる。

商大ラッシュにて試合開始、早いつぶしで大東O自陣23yds地点から商大のディフェンス。大東Oはいきなりバックからのロングパスというスペシャルプレーを繰り出したが、ここは商大D無難にカットして事なきを得た。その後ランプレーはピシャリと止めてパントへ追い込む。大東Dはリターンを嫌いパントを外に蹴り出し、商大O自陣40yds地点から1down>10。QB#9藤原は大東大型DLに真っ向勝負でドライブ開始、RB#24一見、#29三浦でボールコントロール攻撃を展開する。

ランアタックでジリジリと連続ダウン更新し大東Dに圧力をかける。あっという間に大東エンドゾーン15yds前まで進み1本取れるかと思った瞬間、QB#9藤原のピッチが逸れ、リカバーされずにボールは外に出たものの後退してしまった。ここからのダウンを大東Dに完璧にアジャストされて4downギャンブル!ここも大東Dにシャットアウトされ攻守交代。次の大東Oをdown3つで封鎖しパント。商大O自陣41yds地点から1down>10。RB#29三浦がオープン攻撃でゲイン獲得、ハーフウエイ付近にボールを運んだところでQB#9藤原がビックランを展開。弾丸のようなスピードで大東タックラーを引きずりながら大東大エンドゾーン前1ydsまで進んだ。QB#9藤原ここで手堅くRB#29三浦にダイブさせたが、大東Dのハードヒットでボールが腕の中から飛び出し大東DLがキャッチしターンオーバーで攻守交代。

絶体絶命のピンチを凌いだ大東Oは全力のランアタックを展開、1downを更新するも商大Dのスピードが勝り続かずパント。商大O痛恨のミスが響き1Qは得点なしで2Qに突入した。また同じようなポジションで商大O自陣46yds地点から1down>10。ここからRB#29三浦に代わってRBのポジションに入った#27岡野がスピードランでロングゲインを獲得し1down更新、一気に敵陣29yds地点まで前進した。次のWR#86堀口へのパスは成功したものの反則があり罰退、しかしここは落ち着いて#27岡野と#9藤原のランで1downを更新。1Qと同じように大東エンドゾーン15yds前となり商大OどうしてもTDが欲しいところ、QB#9藤原のプレータイミングが合わず大東Dにつぶされゲインできず嫌な雰囲気が漂う。大東DLに押され始めている商大OLに川越監督の檄が飛ぶ。#27岡野のランも止められ、WR#4岩上のパスも失敗し4downとなりFGにチャレンジ。大東大Dにプレッシャーをかけられ、K#9藤原のキックはバーを逸れFGは失敗し攻守交代。

ここから大東OはQBを入替えショットガンフォーメーションから怒涛の攻撃で来襲。商大Dはパスアジャストに偏重となり、ガンからのランにロングランを許し自陣24ydsまで前進され絶対絶命。ここは総力を結集し必死にアジャストする商大D。大東OオプションプレーをLB#54保土田、DL#89渡部がハードタックルでロスさせ4downに追い込む。大東Oは4downギャンブルに行くかと思ったがパント、しかしこのパントフォーメーションからパス攻撃を展開。残念ながらこのスペシャルプレーはタイミングが合わず不成功で攻守交代。

商大O自陣30yds地点から1down10>。RB#24一見ラン、WR#4岩上にパスが通り始め着実なドライブでボールを運んでいく。前半気力ふりしぼりブロックする商大OLにRB#27岡野がスピードランで答え連続1down更新。大東陣内に入ったところでリードブロッカーをうまく使い、またまた#27岡野がロングランで大東エンドゾーン7yds前まで進んだ。今度こそと期待が膨らんだその瞬間、QB#9藤原が強引に潜り込みTD7-0(TFP○)。やっとここで商大に先制点が入った。商大キックラッシュの後、大東Oはタイミングよくスクリーンを試みるもLB#57伊藤が読んでいて光速タックルを浴びせ、前半終了となった。

前半ミスが多く得点に至らなかったが、商大Dは大東をOうまく抑えているので心配ない。後半は商大リターンで開始。商大O自陣35yds地点から1down10>。後半早々QB#9藤原は#24一見、#27岡野ランにパスをおり混ぜてドライブスタート。商大陣内46yds地点からWR#86堀口へタイミングのいいパスが通り、大東DBを振りきりTD13-0(TFP×)。

大東大Oもショットガンフォーメーションからラン・パスと攻撃するもDL#76高木のロスタックル、#89渡部のハードヒットでなかなかdown更新ができない。4downでパントとなりこのパントが商大陣奥深くまで転がり商大O自陣10yds地点から1down10>。#24一見のランなど1down更新した後、#27岡野が相手のタックルミスをきっかけに78yds独走しTD!しかしこの間反則がありTDは無効で自陣42yds地点から1down10>。商大OここでまたOLに反則があり罰退、自陣深くまで戻されてしまった。気を取り直して自陣27yds地点から1down>10。再度ランアタックでドライブ開始、#24一見、#27岡野のラン、#4岩上へのパスで敵陣に入るとタイムアウトを取り、商大O全員に川越監督が気合を注入。商大OLの必死のブロックを受け、#24一見、#27岡野、#9藤原がランアタックで1down連続更新。最後は7ydsをRB#27岡野が走りこみTD19-0(2P×)。ここで4Qに突入。

先ほどのドライブで相当時間を消費し、点差をつけられたくない大東Oはガンフォーメーションから怒涛のパス攻撃を展開。商大DBがWRとのマッチアップに負けてロングパスを通してしまう。3試合連続完封を目指す商大Dはレッドゾーンでも何とか踏ん張るが、最後は力尽き大東RBに真ん中を割られTD19-6(TFP×)。今期初失点を許してしまった。猛攻に転じたい大東大はオンサイドキックで再度攻撃を狙う。しかし成功せず、商大O敵陣41yds地点から1down>10。さきほどの失点で熱く燃えていたRB#27岡野がフル加速で大東Dを切り刻みQB#9藤原も自ら激しいブロックで援護、一気に大東エンドゾーン1yds前まで進んだ。ここは#24一見がしぶとく潜りTD26-6(TFP○)。

時計が進む中、大東O総攻撃で攻めるも商大Dは何とかアジャストしている。しかし若い選手が多い商大Dはここで連続で反則を犯してしまい、自陣までズルズルと後退。しかしLB#54保土田、#57伊藤のセカンダリーが攻撃的にフォローし4downに追い込む。ハーフウエイから商大陣に入ったところだが大東D迷わず4downギャンブルを選択、このプレイも商大全員Dで防ぎ、攻守交代。この試合、絶好調で走りまくっているRB#27岡野がまたも59yds独走してTD32-6(TFP×)。終了間際、パスインターフェアをきっかけに大東大OにTDを許したが32-13で逃げ切りリーグ戦3連勝をモノにした。

2004年10月23日@駒沢第2球技場13:30キックオフ(第3節)
チーム名1Q2Q3Q4Q
千葉商科大学リカオンピクタス07121332
大東文化大学ワイルドボアーズ0001313