🏈2004年度3部リーグ戦:成蹊大学戦

前日に関東直撃台風が来襲、天候がかなり心配された10月10日(日)商大グランドでリーグ戦第2節、成蹊大学ゼルコバーズとの試合が行われた。本来ならばグランドは泥濘化しコンディション最悪状態のはずだが今年は違う!ほんの数日前に工事が完了しリニューアルした人工芝グランドになったからだ。前試合の選手ジャージもドロドロ汚れは皆無、水ハケ最高で前日の雨量が全く考えられないような最高のコンディションだ。

緊張の中セレモニーは粛々と進行し、商大ラッシュによりキックオフ、商大タックラーの甘さをつき成蹊R自陣40ydsまでリターンして1down>10。真ん中、オープンと商大Dは前節白鴎戦で見せた完璧Dを展開しシャットアウト、成蹊Oをパントに追い込む。成蹊Kのロングパントで商大O自陣13yds地点から1down>10。QB#9藤原はRB#29三浦でランアタックを試みるが成蹊DL・LBの素早いリアクションで封鎖されパント。

次の成蹊Oシリーズも止めて商大O自陣28yds地点から1down>10。曇天の天候ながら前節のような降雨はない。ここで#9藤原の右腕が炸裂、ステルスWRの後継を狙うWR#4岩上にビシッと連続パス成功で1downを連続更新、RB#29三浦のオープンも突っ込み鋭く9ydsゲイン。残り1ydをWR#32星へのミドルパスがヒット!#32星は左サイドライン際を懸命に走りきり、41ydsTDパスとなった。7-0(TFP○)。

成蹊Oも内・外・ショートパスと振ってくるが、商大DL・LB陣がうまくアジャストして大きなゲインを許さない。商大O自陣20yds地点から1down>10。RB#29三浦・RB#24一見でのランドライブ開始。WR#86堀口へパスをからめ、連続ダウン更新して成蹊陣内に入ったところで1Q終了。2Qに入りいきなり#9藤原がトップギヤで爆走、自らのキープを稲妻のようなカットでエンドゾーンに飛込みTD13-0(TFP×)。

次のシリーズ成蹊Oはオプションからのピッチでロングゲイン。一気に商大陣35yds地点まで迫るがLB#54保土田の光速タックル、LB#57伊藤のパスカットで封鎖されパント。次の商大Oシリーズはパス失敗でパントし、Dシリーズは成蹊Oにゲインを許しながらもパントに追い込んだ。しかしその成蹊Oのパントは距離が出ず同時に反則も伴い大きく罰退、成蹊陣内28yds地点から1down>10となった。ここでWR#86堀口にパスが通り1down更新。成蹊D怒涛のブリッツ守備にQB#9藤原たまらずサックを受けロスするが、すぐに切り返しWR#86堀口にタイミングのいいパスが決まりTD20-0(TFP○)。点差をつけられたくない成蹊Oは、リバース・ドローと変化をつけたプレーを繰り出すが商大エンドゾーンは遠くハーフタイムとなった。

3Qになると薄日も出てきたが気温も低く交代選手の少ない商大リカオンにはグットコンディションだ。開始早々成蹊ラッシュチームはオンサイドキックを敢行、しかしこれが反則を伴い商大O成蹊陣内43yds地点から1down>10。絶好のチャンスに商大Oはオプション不発、OLのホールディングの反則によりズルズル下げられパント。P#9藤原の蹴った高いパントを成蹊Rがファンブル!転々と転がるボールを#4岩上がリカバーし、再度商大Oが成蹊エンドゾーン前13yds地点から攻撃となった。

ここでQB#9藤原がエンドゾーンに走りこみTDかと思われたが、ホールディングの反則があり罰退。RB#24一見のランで中央突破を試みるも成蹊DLに封鎖され、4Dギャンブル。惜しくもパス失敗で攻守交代!成蹊O自陣18yds地点から1down>10。前半使っていたオプション攻撃を展開。しかしオプションピッチが大きく逸れファンブル、リアクション素早くLB#54保土田が瞬時にリカバーし即ターンオーバーで攻守交代!商大O成蹊陣内20yds地点からの攻撃。QB#9藤原も怒涛のオプションで対抗。RB#29三浦をフル活用しゲインを稼ぎ、最後も#29三浦がエンドゾーンすみに飛び込みTD26-0(TFP×)。

成蹊Oもオープン、パスとゲインするもDL#76高木・#89渡部らの猛チャージで事なきを得ている。DL#89渡部のスピードチャージに成蹊QBが慌てて投じたパスをLB#57伊藤がインター!キャッチしてから猛突進でロングゲインを稼ぎ、攻守交代!ここは成蹊Dが必死のカバーで商大Oパント。残り時間も少なくなってきた成蹊Oはリバースフェイクからのパスなどスペシャルプレーを繰り出すもDB#22仁村がカット、4年の意地を見せるDL#77池谷がQBを20yds後退させサック。ここも商大Dが圧倒してパントに追い込んだ。このパントが人工芝にナイスバウンドし、商大エンドゾーン前1ydsまで転がって商大Oの1down>10。

ここで4QとなりQB#9藤原に代わって#10吉岡がQBに入りドライブ開始。危険なレッドゾーンを確実なランプレーでゲインを重ね脱出、1downを更新しながらナイスドライブ。RB#24一見、RB#29三浦に手堅くハンドオフ、自らキープと藤原直伝のQBプレーで前進に導くQB#10吉岡。一瞬、成蹊D後方守備が甘くなったところへWR#86堀口へのパスが通り、成蹊エンドゾーン15yds前jまで大きく前進。TDまで行くかと思われたが、成蹊Dに押し戻され4downギャンブル失敗で攻守交代!TDは取れなかったものの素晴らしいボールコントロール攻撃だった。成蹊Oも総攻撃を仕掛けるもDL#76高木・#89渡部・#78柴田、LB#53森岡、DB#34鞠子・#22仁村などヤングディフェンス部隊に完封されタイムアップとなった。

2004年10月10日@千葉商大Gr.13:30キックオフ(第2節)
チーム名1Q2Q3Q4Q
千葉商科大学リカオンピクタス7136026
成蹊大学ゼルコバーズ00000