🏈2002年度3部リーグ戦:東京経済大学戦

昨晩の雨が嘘のように時々晴れ間の差す明星大グラウンドにて9月23日02年度リーグ戦初戦東京経済大学ファルコンズ戦が行われた。今期唯一の遠征試合にもかかわらず、商大選手の気合いは充分のようである。一方、東経大も少人数ながらもオールラウンダーの#21築地選手を擁し、伝統校の意地を見せるかどうか・・・?セレモニー終了後ハドルの中で浜田主将の檄が飛ぶ。

さあ、キックオフだ!K#27岡野のキックがイマイチ短く40yds付近までリターンを許す。気になる東経大の初戦1プレー目は、奇襲のリバースプレイだ!いきなりのSPプレイに商大Dは反応できず、ゴール前20ydsまでゲインされてしまう。しかし、今年の商大Dは浜田主将を中心にセカンダリーの動きが良く、1downを許さずFGへ持ち込み、東経Oも少し焦ったのかFGがNGで事なきを得て攻守交代!商大Oは2年QB藤原を4年RB茂在が引っ張る未知数のユニットだ。ランとパスのバランスよくゲインして行くが、不安定さも残っている。敵陣深く攻め込んだところでQB藤原がボールをファンブル!ターンオーバーとなり攻守交代。

東経O築地選手の動きをキーに商大Dセカンダリー陣がアジャストし始め、DLの頑張りもありロングゲインは許さず、パント。商大Oが快調にドライブを開始したところ、ラン攻撃の中心C#53河端がケガで戦線離脱してしまい、OL#74目澤をCに入れて再度ドライブ開始。敵陣55ヤード付近から東経Dの隙間をついてQB藤原のランが判断よくTD!TFPも成功し7-0で1Q終了する。

2Qに入り、東経Oもショートパス、ドローと多彩な攻撃を仕掛けてくるが、商大Dは築地選手をうまくカバーし何とか得点を許さずパントに追い込む。商大Oも河端の離脱が影響してかいま一つリズムに乗れない。東経O不意のスクリーンパスにLB#9浜田が猛烈タックルで防ぎ、7-0でハーフタイムとなる。

3Q開始、商大Oはリターンで自陣35yds付近からの攻撃。WR#5小山へのパス、RB#49茂在へのハンドオフでロングゲインが出始め、リズムよくWR#86堀口へのパスが決まりTD。TFPは失敗で13-0。次の東経Oもバシっと止めてパントに追い込む。深いパントを#27岡野のナイスリターンで自陣40yds付近から1down10>の攻撃。WR#21加藤へのパス、#49茂在のランなどであっさりTD。6点追加しTFPは失敗で19-0!

その後、両チームともケガ人、反則などあり一進一退で時間が流れる。東経Oも古豪の意地を見せ、再三4downギャンブルを成功させ、商大陣内に深く攻め込むが得点には結びつかない。4Q開始早々、DB#22佐々木のインターセプトで攻守交代。疲れの見えた東経Dをかく乱し、スクランブルからのパスをWR#27岡野がスピードで東経DBを抜き去りTD。TFPは失敗で25-0。

その後、商大D伝統のハードなタックルが続き東経Oを圧倒、商大OはQBに#21加藤を配し、1年RB#32星でゴリゴリとゲイン、留めのWR#5小山へのパスがTDとなりダメ押しの6点を追加、TFPは失敗31-0で試合終了となった。

川越監督談:エンジンがかかるのが遅かったが、何とか勝利できた。ただ、Cスナップの乱れなどもあったがTFPが決まらないのはいただけない。攻撃力が均衡している場合、キッキングが勝敗を左右する。次節横市大戦には、外すことのないようにしっかりチューニングしてきて欲しい。ともかく少人数のやりくりなので、厳しい戦いが続くと思うが一試合、一試合成長し、自分の持てる力を出し切って戦い抜いて欲しいと思う。

2002年9月23日@明星大多摩動物公園Gr.11:00キックオフ(第1節)
チーム名1Q2Q3Q4Q
千葉商科大学リカオンピクタス70121231
東京経済大学ファルコンズ00000